志望校の決め方

「志望校の決め方が分からない」と多くの受験生が悩んでいると思います。
早めに志望校を決めると、志望校に合った対策ができ、モチベーションも維持できます。

今回は、高校・大学別に決め方のポイントをご紹介します。
目標(志望校)によって、対策が異なってきますので、闇雲に勉強したところであまり意味がありません。第一志望を決めなくても、第一志望群をできるだけ早く決められると良いでしょう。

志望校はいつまでに決めるべき?

志望校選びは早ければ早いに越したことはありません。
志望校が決まることによって、具体的な目標が定まり、目標達成に向けた具体的な対策ができるからです。さらに、モチベーションの維持もしやすくなります。

高校受験の場合

11月頃までに、公立高校と私立高校をそれぞれ受験するかどうかを決めます。
冬休みの勉強を考えると、12月上旬までには決めておきましょう。
早い学校では6月頃から説明会が始まりますので、雰囲気をつかむためにも実際に足を運んでみると良いでしょう。

大学受験の場合

高校3年生までに決めておくのが良く、最低でも夏休み前までに決め、夏休みにはしっかり勉強しましょう。
大学受験は受験方法が多く、大学によっては推薦やAO入試の場合、夏休み前後から出願が始まります。受験方法も十分に確認する必要があります。

高校の決め方

高校を決める基準になるポイントは、以下の7つです。

高校生活で何を重視するか(授業カリキュラム・部活動など)

何より大事なのは、高校生活において何を重視するかです。
勉強を頑張り難関大学を目指す人もいれば、専門学科で学びたい人、部活動を目的に高校を選ぶ人もいるでしょう。
すでにやりたいことが決まっているのであれば、それを実現できる高校なのかどうかを見極めましょう。

学費

公立・私立を決める際に大きなポイントとなるのが「学費」です。
学費を考えると公立にという話になりますが、私立のメリットとして充実した施設・設備、手厚いサポートなどがあります。
年間の学費はもちろん、3年間の通学費などの様々な費用を試算してみましょう。

通学

高校に入れば勉強するレベルは上がり、科目数は大幅に増え、定期テストの負担は中学の比ではありません。そこに、長い通学時間まで加わると心身ともに疲弊します。
お子さんは朝のラッシュの大変さを知りません。
3年間平日はほぼ毎日通うことを想定して通学時間は必ず考慮に入れるようにしてください。
ただし、お子さんの中には「環境を変えて、誰も知らない学校で一から頑張りたい」などの理由で遠くの学校を希望する場合があるので、しっかりと話し合いましょう。

偏差値

偏差値が高い学校では授業レベルが高く、もし難関大学を目指すのであれば偏差値の高い学校の方が良いでしょう。しかし、勉強は努力次第で結果は変わります。
学校のレベルについていけず、勉強が嫌になってしまう可能性もありますので、偏差値が高い学校が一概にいいとは言えません。

校風

当然のことですが、学校によって雰囲気は異なります。自分と合わない校風の学校へ進学してしまうと、必要以上にストレスがかかってしまいます。

進学実績

大学進学を考えている場合、進学実績は参考にできます。各学校のホームページ上などで公表していますので、確認してみましょう。

指定校推薦枠

指定校推薦枠は、他の入試制度と比べて合格率が非常に高いです。
指定校推薦に選ばれるには校内選考に通る必要がありますが、受験生にとって合格率が高いのは大きな魅力です。
大学受験を見据えて高校選びをすることも大事なことの一つです。

大学の決め方

大学を決める基準になるポイントは、以下の4つです。

何を学びたいか考え、気になる学部を見つける

「自分が何を学びたいか」「将来どんな仕事をしたいのか」を考え明確にし、気になる学部を見つけると、志望大学を決められます。
とはいえ、学部といわれてもイメージしにくいと思います。
まずは大学の資料請求をして、学部ごとの勉強内容など情報を見てみることをおすすめします。

国公立大学か私立大学か

国公立大学と私立大学の大きな違いに「学費」があります。
国公立大学は年間の学費が約50万円、私立大学は年間で約100〜130万円ほどの学費が必要です。一人暮らしする場合、授業料の他に下宿代も必要になります。そのため、費用と合わせてほかの面も考慮して選ぶことが大切です。

さらに、国公立大学・私立大学では勉強方法が変わってきます。
私立大学よりも国公立大学のほうが受験科目も多く、勉強対策が変わってきます。
国公立志望と私立専願では、勉強の負担が全然違うので、十分な計画を立てる必要があります。そのため、効率良く勉強するには、早いうちに決めておくのがいいでしょう。

志望校の難易度を調べる(偏差値)

大学を決めるのに、大学の難易度も大切な基準になります。
上位レベルの大学では、学べる環境が整っていたり、有名な教授が講義をしてくれたりします。難易度が高い大学を目指すのであれば、それなりの勉強が必要になりますので、確認する必要があります。
ただし、「レベルの高さ」や「知名度」だけで選ぶのは良くありません。

就職支援が充実しているか

大学には「就職率」というデータがあり、大学は就職率を上げるために、就職支援を行っているところがほとんどです。特に私立大学は就職支援に力を入れていることが多く、学校内で企業の説明会が行われたり、キャリアセンターなどで就活のサポートをしてくれます。
大学のホームページで詳しく紹介していることが多いので、就職支援で志望校を選ぶのも一つの方法です。

やってはいけない選び方

志望校を決めるにあたって、絶対にやってはいけない選び方があります。
後悔をしないためにも、十分に考え、家族で話し合って決めましょう。

  1. 親の意見を押しつけたから
  2. 周りの友達に流されたから
  3. 楽して入れるから
  4. 知名度が高いから
  5. 親や学校・塾の先生に言われたから
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