戦国一謎に包まれた武将、明智光秀

こんにちは家庭教師みつけ～るの鳥飼です。
日本の歴史登場人物を学ぼうシリーズ。今回は明智光秀について学んでいきたいと思います。

明智光秀と言えば、織田信長を裏切り「本能寺の変」で討った人物として有名ですよね。
織田信長から絶大な信頼を得ていた明智光秀。
天才・信長を自害に追い込んだ人物のその生涯の大半は謎に包まれています。

明智光秀ってどんな人？

明智光秀

生年月日：不詳（1528年という説などがある）

死亡年月日：1582年6月13日

出生地：不詳

織田信長の重臣だったが、本能寺の変で信長を討ち取った。

明智光秀年表

西暦	出来事
1528年	斎藤道三の家臣であった明智光綱の子として生まれる。美濃国(現在の岐阜県)で生まれたと言われている。
1535年	父・明智光綱が死去し、明智家の家督を継ぐ。光秀がまだ幼かったため、叔父・明智光安が後見人となる。
1556年	長良川の戦いにより、斉藤義龍に明智城が落城する。光秀は浪人となり、のちに越前の朝倉義景に仕える。
1563年	煕子との間に娘・明智玉（のちのガラシャ）が生まれる。
1565年	永禄の変で松永久秀と三好三人衆（三好長逸、三好政康、岩成友通）が13代将軍義輝を暗殺する。
1568年	足利義昭の家臣となる。織田信長が足利義昭を立てて上洛。
1569年	煕子との間に長男・明智十五郎（光慶）が生まれる。
1570年	「金ヶ崎の戦い」で、浅井長政が織田信長を裏切り、織田軍は撤退。豊臣秀吉、池田勝正と共に「殿軍」を務める。「姉川の戦い」に参戦し、織田・徳川連合軍として浅井・朝倉連合軍を討ち取る。
1571年	信長の命で、比叡山焼き討ちを実行する。数々の功績が認められ、近江国志賀郡5万石を与えられる。
1572年	近江国に坂本城築城し、居城とする。
1573年	「槇島城の戦い」に出陣する。足利義昭は降伏し、京都を追放され、室町幕府が滅亡する。「一乗谷の合戦」で織田信長が朝倉義景を破り、朝倉家を滅ぼす。
1574年	武田勝頼が東美濃を攻めた「明智城の戦い」に出陣する。
1575年	「長篠の戦い」に参戦する。「越前一向一揆」に参戦する。
1577年	「信貴山城の戦い」に参戦する。
1578年	丹波国に亀山城を築城し、2つめの居城にする。
1579年	「第二次黒井城の戦い」で黒井城を落城させ、これにより丹波国を平定する。功績が認められ、丹波国一国を与えられる。
1582年	織田信長の命により、安土城において徳川家康への接待役を務める。本能寺の変で軍を京都に転進させ、信長の本能寺を襲撃し、自害に追い込む。「山崎の戦い」で、中国から大返ししてきた羽柴秀吉と対決し敗戦する。敗走途中、伏見・小栗栖の竹やぶで落人狩に討たれる。

本能寺の変

本能寺の変とは、1582年6月2日、京都本能寺に宿泊していた織田信長が、家臣の明智光秀の謀反にあり襲撃され自害した事件のことです。

光秀は中国征討の友軍として西下の途中、丹波亀山城から引き返して信長の宿泊していた本能寺を襲ったのです。

明智軍は御殿に飛び込み、小姓や信長の家臣を次々に討ち取り、火の手が上がった寺内でしばらく戦ったのち、兵を引き上げました。
このとき、光秀は信長の姿を見ていなかったので、信長を取り逃した！と思い、遺体を探していたと言われています。
そんな光秀に、家臣・斎藤利三は「信長は合掌した後、火のついた建物へと入っていた」と証言し、それを信じ光秀は本能寺を去りました。

信長は光秀による謀反だと知ったとき、「仕方がない」と述べたと言われています。

本能寺を後にした光秀は、裏切り者として中国から大返ししてきた羽柴秀吉と対決することになります。
結果敗戦し、敗走途中、伏見・小栗栖の竹やぶで落人狩に討たれました。