天下を手に入れた「人たらし」、豊臣秀吉

こんにちは家庭教師みつけ～るの鳥飼です。
日本の歴史登場人物を学ぼうシリーズ。今回は豊臣秀吉について学んでいきたいと思います。

織田信長、徳川家康とともに、戦国三英傑のひとりとして知られています。
貧しい家の生まれから天下人となった、数多くの戦国武将の中でも必ず人気上位にランクインされる武将です。

豊臣秀吉ってどんな人？

豊臣秀吉

生年月日：1537年2月6日

死亡年月日：1598年8月18日（享年62歳）

出生地：尾張国（現在の愛知県）

初めて日本の全国統一を成し遂げた。戦国三英傑のひとり。

豊臣秀吉年表

西暦	出来事
1537年	木下弥右衛門の子として、尾張国で生まれる。
1554年	織田信長に仕える。
1561年	杉原定利の娘・ねねと結婚する。
1566年	織田信長の美濃攻略戦に参加する。「一夜城」として有名な墨俣城を築城する。
1570年	金ヶ崎の戦いで殿を務め、信長を撤退させることができ、大きく評価されました。姉川の戦いで織田信長・徳川家康連合軍として参戦する。
1573年	長浜城の城主となる。木下藤吉郎から羽柴秀吉に改名する。
1575年	長篠の戦いに参戦する。
1577年	織田信長の命により中国征伐を開始する。信貴山城の戦いで武功を挙げる。
1578年	三木合戦に参戦する。秀吉が行った「三木の干殺し」とよばれる兵糧攻めがおこなわれた。
1580年	黒田官兵衛から姫路城の本丸を献上され、姫路城を中国討伐の本拠地とした。
1581年	鳥取城の戦いで兵糧攻めを行い、吉川経家を滅ぼす。
1582年	備中高松城の戦いで、清水宗治を滅ぼす。備中高松城攻めの途中に本能寺の変が起こり、織田信長が自害する。中国大返しを経て、山崎の戦いで明智光秀を討つ。清洲会議で織田信長の後継者を決める会議が行われる。
1583年	賤ヶ岳の戦いでで柴田勝家を自害に追い込む。大阪城の築城をはじめる。
1584年	小牧・長久手の戦いで徳川家康に出陣する。
1585年	長宗我部元親を降伏させ、四国地方を平定する。関白に任命される。
1586年	太政大臣に任命される。名前を「豊臣秀吉」に改める。
1587年	島津義久を降伏させ、九州地方を平定する。キリスト教を禁止する決まりを出す。
1588年	刀狩令を施行し、農民から武器を没収する。
1590年	小田原征伐で関東の北条氏政・氏直を降伏させる。東北地方の大名を家来にし、天下統一を果たす。
1592年	文禄の役で朝鮮に出兵する。
1593年	秀吉に実子・豊臣秀頼が誕生する。
1597年	慶長の役で再度挑戦に出兵する。
1598年	伏見城にて死去する。

小牧長久手の戦い

小牧長久手の戦いとは、1584年、天下人として振舞っていた秀吉のことをよく思わなかった、織田信長の次男・信雄が、徳川家康を頼り起こした戦いです。
信雄はまず秀吉と通じていたという理由で自信の家老を3名殺害します。
これがの秀吉に対する事実上の宣戦布告となりました。

秀吉軍vs信雄・家康連合軍の最初の戦いは、尾張国羽黒（現在の愛知県犬山市）で行われ、信雄・家康連合軍が勝利を収めました。
この後、家康は小牧山（現在の愛知県小牧市）に陣を張り、秀吉はその小牧山に近い楽田（現在の愛知県犬山市）に陣を構えました。
両者にらみ合いが続いていたなか、秀吉が狙ったのは家康のいる小牧山！ではなく、家康の本拠地である岡崎城（現在の愛知県岡崎市）。
家康が不在なことをチャンスと見た秀吉は、約2万もの大軍を4隊に分け深夜ひそかに岡崎城を目指します。
しかし、途中で家康に気付かれてしまい、小牧山から追ってきた家康軍と長久手付近で戦うことになりました。
信雄・家康連合軍は約1万千人、それに対し、秀吉軍は10万人という圧倒的有利な戦力差でしたが、結果は信雄・家康連合軍が勝利を収めます。
秀吉軍は死傷者1万人ともいわれる大打撃を受けました。

その後も秀吉は家康に決戦を挑もうと、しばらく両軍のにらみ合い状態が続きましたが、信雄が条件付きで和議に応じ戦いはストップしました。
家康も仕方なく撤退。戦いは終わりを迎えました。