生活の謎に迫る科目、理科を、我が子に得意になってもらいたい貴方へ

小中高の学生の方をお育て中のご両親の皆様に質問です。
貴方のお子様は、理科の勉強についてどんなイメージを持っていると思いますか？
私の子は、理科は好きだと思うと思われた方、良かったです。もっと、理科が好きになって貰えるような記事を書けたらと思います。
それでは、私の子は、理科は苦手だと思うと思われた方。どうして、理科が苦手だと思いますか？貴方自身は、理科という科目、好きでしたか？それとも苦手でしたか？
貴方は、学生時代の『理科』という科目には、どんなイメージがありますか？
実験したり、学校によっては、お魚の解剖をしたりと様々な生活に密着した物事の原理を知ることが出来て楽しかったイメージがあるのではないでしょうか？しかし、それも、ある時期になると、難解になってきて嫌になっていく、、、ということがあったのではないでしょうか？
では、どうして『理科』という科目が難解に感じました？
それは、今、多くの学者さん達が、多くの生活に密着した理論を研究していることもあって、膨大な知識を何処まで覚えて良いか分からなくなり、色々な所を知ろうと努力した結果、かえって訳がわからなくなって難解に感じる、、、と言った感じではなかったでしょうか？
筆者は、理科に関しては、最終的に受験で武器となったのは、化学と物理でした。
そこで、まずは、分野が分かれる前の理科全般について、そして、大学受験の際に分かれる化学と物理の勉強方法を中心に書いていきたいと思います。

理科という科目全般について

小学校の頃、理科って、実験が多くて楽しい科目だと思っていませんでしたか？筆者の通っていた小学校は、国語、算数、社会は同じ先生が教えていたにも関わらず、理科だけは、白衣をお召しになった先生が教えて下さいました。そして、その理科という科目は、実験が多く、とても楽しかったのを覚えています。
さて、中学に上がった時、理科が点数が良い時と点数が悪い時が交互に訪れます。当時は、全く理由は分かっていませんでしたが、今ならわかります。
中学校の頃は、高等学校ほど内容が深くは無くとも、全分野の理科を触らなければなりません。生物、化学、地学、物理の全てです。
高等学校で理科を学んだ時に、ハッとしました。苦手な分野を学んでいたときに、点数が下がるのです。
まず、中学の理科の勉強方法は、比較的ランダムに4分野が展開されるので、一つの分野ずつ勉強しようとしないことです。学校や塾で学ぶペースに任せて、予習と復習を行います。
その時に、必要な参考書があります。
1問1答の参考書です。書店に行くと、今でも、何種類もの1問1答参考書が積まれているのを目にします。
その中から、一番お子様に合いそうなものを選んであげて欲しいです。視覚的な情報に強いなら、ちょっと根が張るけれど、カラーの参考書にしてみようといった感じです。
そして、もし可能であれば、お子様が小中学生なら、お子様が希望するなら、問題を読み上げ、お子様に答えてもらったりしてみてください。自分一人で解いていると、漫然と解くこともあると思いますが、誰かに問題を出して貰えると、漫然と解くことがなくなり、緊張感も感じ、頭に残りやすいと筆者の経験上感じます。

化学

図説を買ってください。高校になると、実験をすることが、大幅に減ります。その為、パッと物質が何かの材料と言われてもイメージがつきにくい学生さんも多いと思います。
例えば、赤リンはマッチの箱の側壁に用いられていることが多い物質ですが、現在、マッチを使うよりも、チャッカマンやライターを使うことが多く、マッチって、なんだ？となる学生さんも多いのではと思います。
そんな時に、黄リンの様に、自然発火したり、危険な物質を出しにくいと言われても、マッチのイメージがつかないことから、その後の話が全く頭に入らないこともあると思います。
だから、図説は大切です。
そして、問題集を解きながら、間違ったところは、図説を見て、そこに、付箋紙を貼ります。覚えたと思ったところは、図説から付箋を剥がすのではなく、そのページに付箋を貼り付けたままになるようにして付箋を引っ込めます。そして、また間違えた時に飛び出せるようにします。
これを繰り返すことで、共通試験での化学満点は夢ではありません。

物理

一つ参考書を決めて下さい。
そして、それを何度も繰り返します。数学同様、ミスと理論への理解の薄さが苦手意識を生みます。理論的な理解は、教科書を丁寧に読み込むことがとても有効になってきます。一見すると、教科書の内容がわかっても、問題は解けないということで、ないがしろにされがちですが、背景がわからないと何故、その公式をここで使うのかといったことがわからないため、つまらなくなっていきます。
楽しむために、教科書を大切にしましょう。

理科の勉強がしてみたくなりましたでしょうか？
少しでも、何かお役に立てていたら嬉しいです。