2022 FIFAワールドカップ出場国について調べよう~ガーナ編~
こんにちは、家庭教師みつけ~るの服部(ふくべ)です。今年はワールドカップイヤーですね。SAMURAI BLUEの活躍が楽しみです!
ところでワールドカップには様々な国が出てきますね。良い機会なので、全部で32国の歴史などを学んでいきたいと思います。
今回は、グループHのガーナについて紹介していきたいと思います。
ガーナの基本情報
公用語 | 英語、各民族語 |
首都 | アクラ |
面積 | 23.8万km² |
人口 | 約3,107万人 |
通貨 | ガーナセディ |
宗教 | 国民の約70%がキリスト教徒、イスラム教約17%、その他伝統的宗教等 |
政治体制 | 共和制 |
ガーナ共和国は西アフリカに位置する国で、ブルキナファソ、トーゴ、コートジボワールと国境を接しています。南側は大西洋に面しています。
気候は、北部はステップ気候、南部は熱帯サバナ気候に属しています。
首都アクラはガーナ第1位の都市で、政治や経済の中心地です。15世紀頃に貿易のために開拓されました。アクラの観光名所の一つである独立広場は、ガーナがアフリカで最初に黒人国家として独立したことを記念したブラックスター・モニュメントが建てられおり、ガーナの人々の誇りと心のよりどころになっています。
ガーナ国内の世界遺産は2つで、西洋式の要塞が立ち並ぶヴォルタ州、グレーター・アクラ州、セントラル州、ウェスタン州の城塞群は観光名所としても知られています。アシャンティの伝統的建築物は、ガーナの伝統文化を知るうえで欠かせないものとなっています。
ガーナの政治体制は共和制で、国家元首は大統領です。大統領は国民の直接選挙で選ばれます。また軍の最高司令官であり、行政の長を兼任するなど大きな権力を持っています。
議会は一院制です。
主要な産業は農業(カカオ豆)、鉱業(貴金属、非鉄金属、石油)などです。
カカオ豆は世界第2位の生産量を誇ります。2010年代からは原油の輸出に力を入れており、ガーナの輸出品の第2位となっています。
ガーナの歴史
古代
紀元前2000年のキンタンポ文化が有名です。キンタンポ文化をつくった人々はボルタ川の西側にある森林とサバンナの境界線に集落を築き、磨製石器などを用いて狩猟・採集などを行って生活していたと考えられています。
8世紀頃に黒人によるガーナ王国が誕生し、金、岩塩などの中継交易で栄えました。11世紀にはガーナの地に民族流入がおこり、13世紀頃はいくつかの小さな国家が誕生しました。
中世
1471年にポルトガル人によって発見されます。ポルトガル人は金をめぐる交易拠点とするため、エルミナの街に港と要塞を築きます。このときに作られたエルミナ城は、サハラ以南に作られた最古のヨーロッパ建築として知られています。エルミナを拠点に奴隷貿易が行われ、多くの人々がアメリカ大陸に連れていかれました。
1670年に、奴隷貿易によって富を手にしたアシャンティ族が、ガーナ内陸部にアシャンティ王国を建国します。アシャンティ王国は順調に領土を拡大するものの、19世紀に奴隷貿易が禁止されると打撃を受け、イギリスとの戦争によって衰退していきます。
イギリスによる支配
アフリカに進出したイギリスは、1821年にガーナの地域支配の拠点として英領ゴールド・コーストを作ります。イギリスはアシャンティと二度にわたって戦争を行い、1901年にアシャンティ王国を英領ゴールド・コーストに併合します。
イギリスは金の採掘だけでなくカカオ豆の栽培など様々な産業に力を入れ、1911年にカカオ豆世界第1位の生産国となりました。また、イギリス人がこの時に敷いた鉄道は現在も利用されています。
独立へ
第二次世界大戦後ガーナでも独立の機運が高まり、1956年に独立運動を指導するクワメ・エンクルマにより自治政府が作られ、1957年にイギリスから独立を果たします。ガーナという国名は、黒人による王国ガーナ王国にちなんで命名されました。ガーナは黒人国家としてアフリカで最初に独立した国であり、ガーナの独立は他のアフリカ内諸国の独立につながりました。
1960年に共和制に移行し、エンクルマが初代大統領に就任します。1966年の軍事クーデター以降、軍事政権と文民政権が交代する事態が続きました。
日本とガーナの関係
ガーナと日本の接触は、1927年に野口英世が黄熱病の研究のためにガーナを訪問したことが始まりとされています。自分も黄熱病に感染した野口は、そのままガーナで亡くなりました。野口は感染症の研究に力を尽くした人物としてガーナの人々にも知られていて、アクラには野口英世記念館が設立されています。
正式な関係を結んだのは1957年で、独立を果たしたガーナを日本は国家として承認し、国交が開かれました。
政治関係
日本はガーナの主要援助国第3位です。
ガーナはアフリカ諸国でも力を持っていることから政治面でも重要視されており、要人の往来が活発化しています。
2006年に小泉純一郎内閣総理がガーナを訪問、2010年には皇太子殿下がご訪問されました。
ガーナの大統領は、直近で2019年にアクフォ=アド大統領が訪日しています。
2002年に駐ガーナ日本大使が高知県出身だった縁でガーナでよさこいが踊られるようになり、現在までガーナよさこい祭りとして続いています。
経済関係
貿易では日本はガーナに自動車、ゴム製品、魚介類を輸出しています。
ガーナは日本にカカオ豆、非鉄金属(アルミニウムや同合金)、金属鉱を輸出しています。
日本はカカオ豆の8割をガーナからから輸入しており、チョコレートやココアの生産にあてられています。
貿易収支は日本の黒字です。
日本企業も進んでおり、2020年にアクラに日本貿易振興機構が設立されました。
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