2022 FIFAワールドカップ出場国について調べよう~メキシコ編~

こんにちは、家庭教師みつけ~るの服部(ふくべ)です。今年はワールドカップイヤーですね。SAMURAI BLUEの活躍が楽しみです!
ところでワールドカップには様々な国が出てきますね。良い機会なので、全部で32国の歴史などを学んでいきたいと思います。

今回は、グループCのメキシコについて紹介していきたいと思います。

メキシコの基本情報

公用語スペイン語
首都メキシコシティ
面積196万km²
人口約1億2,601万人
通貨メキシコ・ペソ
宗教カトリック(国民の約8割)
政治体制立憲民主制による連邦共和国

メキシコ合衆国は北アメリカ大陸の南部に位置しています。アメリカ合衆国、グアテマラ、ベリーズと国境を接し、東にはメキシコ湾とカリブ海が、西には太平洋がそれぞれ広がっています。
メキシコの気候は砂漠やジャングルなど場所によって異なります。首都のメキシコシティは一日の寒暖差が大きいことで知られていますが、平均気温は16度前後と比較的過ごしやすくなっています。

メキシコシティはメキシコ最大の都市で、2000万人もの人が住んでいます。経済活動も活発で、都市圏GDPはラテンアメリカで第2位、世界で第18位です。

メキシコは世界第7位にあたる35の世界遺産を有しています。チチェン・イッツァや古代都市ウシュマルなどの世界文化遺産、カリフォルニア湾の自然保護区やシアン・カアンなどの世界自然遺産などが有名です。

政治体制は立憲民主制による連邦共和国で、国家元首は大統領です。大統領は国民の直接投票によって選ばれます。
議会は上院と下院の二院制です。上院の4分の3は連邦区と州の代表であり、比例代表制で選ばれます。下院は小選挙区と比例代表によって選ばれます。

主要な産業は鉱業資源産業、自動車産業、電気・電子製品などが中心です。
製造業では他国から材料を輸入し、国内で組み立てて海外へ輸出するという形態が主流となっています。

メキシコの歴史

紀元前~古代

紀元前2万年頃から人類が住んでいた痕跡がり、オルメカ文明、マヤ文明など高度な文明の遺跡やクィクィルコ、テオティワカンといった古代都市が発見されています。

アステカ帝国の繁栄

14世紀後半になると、メキシコ中央高原のあたりにアステカ族によってアステカ帝国が建国されます。帝国の首都・テノチティトランでは20万人もの人々が生活し、世界最大級の都市を築きます。
アステカ帝国は高度な文明を有しており、テノチティトランの地に神殿など巨大な建物を次々と建築します。テンプロ・マヨール遺跡はその中心的なものとして知られています。

スペインによる征服

1492年にクリストファー・コロンブスによってアメリカ大陸が発見されると、16世紀にスペインがメキシコの地を侵攻します。アステカ帝国は滅ぼされ、スペイン人によってヌエバ・エスパーニャ副王領が創設されました。以来、メキシコの地は300年に渡ってスペインの植民地とされます。

独立

メキシコの人々はアメリカ独立戦争やフランス革命に刺激され、自らも独立を望むようになります。スペインがナポレオンの侵攻を受けたことをきっかけに、1810年9月にミゲル・イダルゴ神父らがメキシコ独立のために立ち上がりました。これを契機に始まったメキシコ独立革命は、1821年にスペイン軍を打ち破って独立を果たすまで続きました。

戦乱の時代とメキシコ革命

アメリカがテキサスの地を併合したことに反抗し、1846年に米墨戦争が勃発します。この戦争に負けたメキシコは国土の半分を失いました。以来、メキシコは戦乱の時代に突入します。
メキシコ内政では戦乱での混乱に乗じ、軍人のディアスによる独裁政治が行われるようになりました。これに反発した勢力は1910年にメキシコ革命を引き起こします。革命軍は勝利し、1917年に民主的な憲法を確立しました。

現在までの流れ

1934年にラサロ・カルデナス大統領が誕生すると、油田の国有化や農地改革などを実行し、経済の安定化がはかられます。
カルデナス退陣後は一党独裁政治などが行われるものの2000年に終わりをつげ、現大統領のもと内政の安定化や経済発展などがはかられています。

日本とメキシコの関係

メキシコと日本の関係は江戸時代までさかのぼり、1609年にメキシコ出身の提督が日本に流れ着き、翌年日本から提供された船に乗ってメキシコに帰国したことに始まります。
1888年に日墨修好通商条約を締結し、正式に国交が開かれました。第二次世界大戦中に一時中断するものの、1952年に再開されました。
日本にある各国の大使館の中で、駐日メキシコ大使館のみが東京都千代田区永田町にあります。また、2013年から14年にかけては「日メキシコ交流年」の催しが、2018年には日墨外交関係樹立130周年の祝賀行事が行われるなど、良好な関係を保っています。

政治関係

1888年に締結した日墨修好通商条約は、日本にとってアジア以外で初めて結んだ平等条約でした。またメキシコにとってもアジアの国家と結んだ初めての条約であり、両国にとって意義深いものとして記録されています。

19世紀には日本からメキシコへ1万人の人が移民し、現在も日系人が住んでいます。

要人の往来も活発化しつつあり、直近では2014年に安倍晋三総理大臣、秋篠宮殿下妃殿下がメキシコを訪れました。
二国間条約・協定は8つ結ばれており、2005年に経済連携協定が、2018年税関相互支援協定が締結されました。

経済関係

2005年4月に日墨EPA協定が発効されました。2012年に改訂され、日本からメキシコへの投資金額は年々増加傾向にあります。
2018年12月にTPP11が発効し、日本とメキシコがともに参加しています。

日本はメキシコへ自動車部品、自動車、鉄鋼のフラットロール製品、音響・映像機器の部分品、金属加工機械などを輸出しています。
メキシコは日本へ電気機器、科学光学機器、豚肉、一般機械、塩、果実、自動車、非鉄金属鉱などを輸出しています。
貿易収支は日本の黒字となっています。

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