2022 FIFAワールドカップ出場国について調べよう~セネガル編~

こんにちは、家庭教師みつけ~るの服部(ふくべ)です。今年はワールドカップイヤーですね。SAMURAI BLUEの活躍が楽しみです!
ところでワールドカップには様々な国が出てきますね。良い機会なので、全部で32国の歴史などを学んでいきたいと思います。

今回は、グループAのセネガルについて紹介していきたいと思います。

セネガルの基本情報

公用語フランス語
首都ダカール
面積196,190km2
人口16,744,000人
通貨CFAフラン(XOF)
宗教イスラム教、キリスト教、伝統的宗教
政治体制共和制

セネガル共和国はアフリカ大陸の西部に位置しています。西側は海に面し、それ以外はモーリタニア、マリ、ギニア、ギニアビサウとそれぞれ国境を接しています。ガンビワ川沿いに国家を形成するガンビアとは、ガンビアを囲むようにして国境を接しています。

気候は熱帯乾燥気候であり、内陸部は雨が多く気温が高くなる傾向にあります。一方で、首都・ダカール付近は比較的雨が少なく、内陸部よりは過ごしやすい気候となっています。

古代のセネガルはセネガル川周辺を中心に、イスラム王朝の影響を受けながら様々な王朝が建設されました。中世に入りヨーロッパ人の入植がはじまると、植民地として支配されるようになります。奴隷貿易や植民地支配の拠点となったゴレ島やサン=ルイ島は世界遺産に登録されています。
首都ダカールも植民地時代に発展を遂げ、現在まで重要な貿易拠点として栄えています。
セネガルは独立以降安定した国内情勢を保っており、アフリカの安定化や国際平和への貢献を行っています。2014年12月にはカバ法相がアフリカ人初の国際刑事裁判所(ICC)締約国会議議長に就任しました。2016年から2017年にかけては国連安全保障理事会の非常任理事国を務めています。

主要産業は農業と漁業で、落花生、粟、綿花、まぐろ、かつお、えび、たこなどの生産・輸出に力を入れています。

セネガルの歴史

古代王朝期

旧石器時代の遺跡から、人々が紀元前からセネガルの地で生活していたことが確認されています。

9世紀になるとセネガル川の中流に王朝が誕生し始め、イスラム王国との交流を通じてガーナ王国、テクルール王国、ジョロフ王国などが栄えます。テクルール王国時代にはムラービト朝を通じてイスラム教が伝来し、貴族階級を中心にイスラム教やイスラム文化が普及することになりました。

植民地時代

15世紀にポルトガル人がゴレ島に来航したことをきっかけにヨーロッパ人の入植がはじまります。オランダ、イギリスが金や象牙、奴隷などを求めて相次いで進出したほか、1659年にはフランスが商館を設置し進出を開始します。これ以降フランスの影響が強まり、1815年に開かれたウィーン会議でフランスの植民地になります。フランスはダカールの都市開発や鉄道施設を通じて支配を強めていき、1848年に奴隷貿易が廃止された後も植民地化を進め、1895年には現在のセネガル、マリ、ギニア、コートジボワールを含む地域にフランス領西アフリカが確立されました。

独立後

第二次世界大戦以降脱植民地支配の動きが強まると、1958年11月にフランス共同体内の自治国となり、1960年に独立を果たします。
レオポール・セダール・サンゴール初代大統領は宗主国であったフランスや欧米との関係を重視し、親フランスの穏健左派の国家建設を行いながら民主化を進めました。
1982年2月には隣国ガンビアとともにセネガンビア国家連合を発足させたものの、フランスの支配下にあったセネガルとイギリスの支配下にあったガンビアの間には主権や言語など様々な面で対立がみられ、1989年9月に連合を解消しています。

2000年3月の大統領選挙でセネガル民主党党首であったアブドゥライ・ワッドが大統領に選出されると、40年に渡って続いた社会党政権が退陣しました。2001年に新憲法が採択され、大統領任期は5年、議会は一院制と定められました。

日本とセネガルの関係

1960年8月にセネガルが独立を果たすと、日本は1960年10月4日に国家として承認し、外交関係が樹立されました。セネガルはアフリカの安定的な国家であり、日本とも友好的な関係を築いています。

政治関係

要人の往来が活発であり、大統領の訪日回数が多いことが特徴的です。
2003年5月にワッド大統領と小泉純一郎総理大臣の間で首脳会談が行われました。
2008年7月にはワッド大統領が洞爺湖サミットに招待されました。
現職のマッキー・サル大統領も4度にわたって日本を訪問しており、2017年には安倍晋三総理大臣と首脳会談を行い、「日・セネガル共同声明」が発表されました。

セネガルへの日本文化の発信・普及も盛んで、在セネガル日本大使館では俳句普及活動の一環として30年に渡って俳句コンクールが行われています。このほかにも日本映画の上映会が開催されています。
スポーツ面では柔道の普及が進んでおり、現地では日本大使館杯が開催されています。

経済関係

日本はセネガルに対し食糧援助、職業訓練の実施、教育施設の建設、インフラ設備や医療の拡充など様々な支援を行っています。2020年度までの総額は約2400億円にのぼり、日本はフランスやアメリカとともに重要な援助国の一つを担っています。

貿易は日本の貿易黒字となっています。
日本はセネガルから金属鉱、魚介類などを輸入し、セネガルは日本から合成繊維、鉄鋼、機械類などを輸入しています。

日本企業の進出も進み、2022年4月時点で26社にのぼります。アフリカにおける日本のパートナーとして、民間レベルでも経済交流の活発化が期待されています。

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