完璧主義に要注意

勉強をしようとする時、完璧主義になってしまうことがありませんか？筆者は、ありました。しかし、完璧主義って、自分は縁遠いと思っているかもしれませんね？でも身近な問題かもしれません。完璧主義とは、ストイックに勉強することだけではありません。完璧主義は、歪んだ認知の一つとも言われている位なので、正しく物事に向き合えなくなっている状態なのです。受験期は、とても苦しいものです。時に、真っ直ぐに物事が見れなくなることもあると思います。それでは、筆者の体験とともに、記事を進めていきたいと思います。

筆者は、高校3年生の時、あまりにもの完璧主義により、どんどん潰れていきました。結局、現役で入れそうと高校2年生の時、思われていた大学に、3年間の浪人をして入りました。

それでは、タイトルにした完璧主義とは一体どんなものでしょうか？

筆者の思う完璧主義

完璧主義とは、完璧に物事を遂行しないと気がすまない状況になっていること全般をさすと考えております。
例えば、筆者の経験を書くと、高校2年生の時は、勉強が趣味化しておりました。最近、母校の偏差値をみたところ、68（みんなの高校情報さんの偏差値情報より）ありました。その中でも、学内順位は、2位を取れるまで登り詰めていました。理系選択なのにも関わらず、世界史の記述試験において、その高等学校の在住している都道府県の同級生の中で一位を取得したりすることが出来た程に、まさに、絶頂期でした。当時の筆者は、超集中状態に入ることも多く、一見、そんなに勉強していないのに、結果が出るやつだったのかもしれません。自慢みたいですが、これが大事なのではありません。この成功体験は、後に、私を苦しめるものとなって行ったのです。
筆者が高校3年生の頃、勉強のスランプに陥りました。
信頼できる先生も、その前の年に、全員が全員軒並み移動してしまい、誰にもそのスランプの辛さを相談出来ませんでした。
そのスランプの原因は、、、『完璧主義だった』と今でははっきり思います。
筆者は、超集中状態で勉強できない日は、勉強することに苛立ち、最終的には、鉛筆を持ったり、学習机の前に座ることすら怖くなり、出来なくなってしまいました。勉強しようとすると、湧き上がる冷や汗、下がる成績、理解してもらえない現状に、不安が湧き、何もできなくなりました。

ウサギとカメ

皆様、今から例え話をします。
うさぎとカメで、うさぎが、昼寝で亀に負けたのではなく、メンタルがブレて、最大限のパフォーマンスが出来なかったと家庭して話を聞いてみて欲しいです。
ある日、うさぎタイプの学年の皆に優秀と思われている完璧主義の学生ウサギが居ました。ウサギは、完璧主義なので、自分が完全に集中できるタイミングでしか勉強しませんでした。一方、亀タイプの学生で皆にはちょっと鈍臭いと思われていたカメがいました。カメは、どんな環境でも、不満を言わずに黙々と勉強を続けました。
ある日、ウサギは、カメが自分と同じ位優秀になっていることに気づき、ウサギは、焦り、余計なことに悩み、全く勉強が手につかなくなっていきました。
最終的に、ウサギは、カメに負けてしまいます。

この作り話を見て、カメが強いのは分かりますよね？
完璧主義というのは、どんな物事でもやり遂げるという強い精神力を持ち合わせた主義ではありません。それとは対極のものです。自分にとって、完璧な条件が揃わないと物事を行えないのです。と筆者は自身の経験から、解釈しております。

完璧主義にならないために

完璧主義にならないためには、自分の成功体験を常に起こるものと思いこまないことです。自分にとって、ベストな結果を常に得られるものではなく、感謝しないといけない結果だと謙虚に受け入れ、愚直にどんなコンディションでも、勉強を続けると決意を固め、自分を冷静にみる視点を身につけることです。

どんな時も勉強を続けることは、生優しいものではありません。
しかし、その時、ぐっと堪えて努力した時に、冬に、寒さに耐えて土の中で力を蓄えた植物が春に芽を出す様に、自分なりの美しい花が咲きます。
それは、欲しい結果が得られると言っている訳では決してありません。
受験の世界は厳しいもので、１点で人生が変わります。それでも、その結果をどんな結果であれ、耐え抜いて努力を続けた人には、受け入れる力が湧くと言いたいのです。

最後に

完璧主義には気をつけて下さい。
そして、人間は、不完全な生き物で、だからこそ、この世で成長することが出来る伸び代が沢山あるのだということを、心に留めて生き抜いて欲しいです。
受験は、辛いので、休んではいけないと思いこむのも、完璧主義の一つです。休みを入れ、上手に勉強と付き合って下さい。

皆様にとって、この記事が少しでも役立ちます様に。
そして、受験で、精神を病んだ者の一人として、筆者は、精神を受験勉強中に病んだとしたら、そんな自分でさえも、受け入れてあげて欲しいですと伝えたいです。
そこまで頑張ってこれた自分を、そこまで追い込むほど、真剣に向き合った自分を褒めてあげてください。周囲になんと言われても、認めてあげてください。