勉強の習慣化について

「子供が全然机に向かって勉強をしない」「勉強しろと言っても勉強をしなし」こう言ったお悩みありませんか？それは、子供自身の勉強の習慣が身に付いていないからです。しかし、日本の義務教育上、小学校から中学校までたとえ、テストで0点をとっても進級できるためなかなか自分から勉強をしようとすることは難しいと思います。
しかし、お子さんがこれから先の高校受験や大学受験などを望んでいるのであれば早めに勉強の習慣を身に付けさせる必要があります。なぜなら、多くの受験生が受験期になった時にやっと勉強をしだしますが本番までに間に合わず、不運をたどることが多いからです。そこで、今回はかけがえのない10代を謳歌しつつ勉強を身に付けさせる方法をお伝えします。

①環境を整える

一番最初手っ取り早いのが環境を整えることです。子供たちの部屋には多くの誘惑があります。漫画やゲームなど気を惹くようなものがあります。こういった環境で勉強をしろと言われても周りの目もないため子供たちはやりません。
そのための対策として、リビングで勉強をさせましょう。リビングなら親の目もあり、誘惑するものもないため勉強をせざるを得なくなります。また、リビングで勉強をしている時間は家族みんなで協力してテレビやラジオを聞かないようにしましょう。様々な音が入り混じると集中できなくなります。多少の生活音の中で勉強するほうがかえって集中します。また、英単語や暗記物では、子供と一緒に問題の出し合いをするのもおすすめです。お互いのきずなも深まりますし、何よりアウトプットすることで記憶の定着率が格段に上がります。

②計画企て

期日を決めて1冊の問題集などをやりとげることをしましょう。しかし、ここで分厚い問題集や全教科をやる必要はありません。薄い問題集や参考書を選定し、いつまでに終わりにするのかを決定させます。所々進捗状況を聞きいてあげるのもいいと思います。1冊の問題集や参考書を計画立てて終わりにすることで達成感が芽生えてきます。そこで、全問題を完璧にする必要はありません。大切なのは自分で計画したことを自分の力で達成する力を身に付けることを最優先にしてください。「1教科1冊」これで十分です。

③宿題をやる習慣にする

受験をするとき今のままで十分かどうか不安で塾に行かせていませんか？正直なところ、学校の授業だけでも十分に合格できる学力はつきます。そこであえて増やすという選択をしてはいけません。余計にやらなくなります。学校では楽しく過ごしてもらって、家に帰ってきたら宿題をさせるようにしましょう。ここで①で説明したリビングでやらせてください。宿題なら１時間程度で終わるはずです。宿題をやっているかどうかの確認をしてください。その際にも、テレビやラジオをOFFでお願いします。

④親自身も一緒に勉強をする

お子さんがリビングで勉強している隣で、あなたも勉強をしてみてはいかがですか？一人で勉強する癖がついていません。そこで、親御さん自身も隣で勉強すれば子供も一緒に勉強をしだします。もちろん、一緒に問題を出し合ってもかまいません。自分自身も勉強することで知る楽しさを覚え子供にその姿勢を教えてあげられます。

⑤子供に干渉しない

①～④ができて初めて行ってください。最初のうちは自転車で言う補助輪です。一人で勉強する習慣がつけばあとは補助輪なしでも勝手に勉強するようになります。そうなった場合、親が子供に干渉する勉強に対する熱意が無くなり、せっかく身に付いた勉強の習慣が台無しです。子供自身、「もっとあれがしたい」と言ってきたときにだけアドバイスや提案をしてください。

⑥塾では勉強の習慣は尽きません

「塾に行けば勉強し、成績が上がる」と思ていませんか？塾は一企業です。全部がそうであるとは言えませんが、企業である以上利益を求めなければいけません。「ただ塾に行っているだけ」の状態だと成績が上がるどころか、塾は友達と会ったり話したりする場所という風になってしまします。また、塾は勉強の習慣などは教えてくれません。教材を与えて、授業をしテストをしの繰り返しです。また、学校の宿題が出来ていないにもかかわらず、塾の宿題もあるためて手に負えなくなります。そうならないためにも、塾は正直お勧めしません。将来、難関校に行きたいとなった時に塾（その学校専門）を検討してください。

いかがでしたか？上記はあくまで私の一意見です。全部を鵜呑みにする必要はありませんが、子供に勉強をさせたいと考えているのであれば参考にしてみてください。勉強は学生だけのものではありません。社会に出れば知らないことだらけです。生きていくうえで、自ら学ぶ必要があります。その時のためにも、勉強の習慣や、やり方を身に付けさせることは早いことに越したことはありません。子供の未来を考えるならば、「勉強」は最大の武器となりえるでしょう。