読書が苦手なあなたを応援！　挫折しない読書の始め方

インターネットの普及により、活字媒体の時代から映像・音声媒体の時代へと変化しました。その為、現代では本を読まなくても様々な情報に触れ、物語を楽しむことが出来ます。
「こんな時代に本なんて読む必要ある？」
そういう意見も耳にしますが、便利で面白い映像・音声媒体にブルーライトや情報量の多さなどの短所があるように、本にも長所と短所があります。
本を読むメリットを知ったうえで、二つの媒体を上手く利用できるようになる事で、思考や感情がより豊かなものになるのです。

本を読むメリット

一般的に読書は良いものだと言いますが、具体的にはどう良いのでしょうか？
本を読むメリットは沢山あるのですが、ここでは代表的な３つを紹介します。

表現力や漢字力などの語彙力の向上

賢い人は賢い言葉を使い、美しい文章を書きます。逆に言えば、言葉一つで「この人いいかも！」と思わせることが出来るのです。豊かな表現力と適切な言葉遣いで一歩前へ抜きん出るきっかけとなります。

内容に全集中できる

上述した通り、動画の長所である便利さは同時に短所でもあります。動画や音声を視聴している間は両手が空き、他の事に意識が飛びがちになります。一方で読書中は両手が塞がり、活字というシンプルな情報に集中できる為、内容により深く入り込む事が出来ます。

想像力・創造力が豊かになる

動画の中には演者以外にも街の風景や効果音など、情報が多すぎて、重要な事柄に気が付けない事もあります。本はキャラクターの容姿も、セリフの言い方、効果音に至るまであなたの想像の中で決まるため、動画よりも自由度が高いといえるでしょう。

読書が苦手な人の特徴

読書が苦手といっても、字が読めない訳ではありません。日常生活の中で、少なからず字を読んでいるわけですから、文章が読めないという訳ではないのです。
読書が苦手な人のほとんどに共通する特徴は本選びにあります。
ここでは本選びの失敗例を見ていきましょう。

難しいor長い本

本を選ぶときに合理性を追求しすぎる余り、難しい本や長い本を買ってしまうと、半分も読まずに本棚のインテリアとなってしまいます。

興味の無い本

題名を見て興味をそそられて購入→読み始めると面白くない。身に覚えがありませんか？

自分に合ってないタイプの本

これが一番回避しにくい失敗です。本と言っても、小説や論文、エッセイなど様々な種類があります。自分に合ってないタイプを読むのは非常に大きなストレスがかかります。

このような本を選んでしまうと、読書に悪いイメージが付き、どんどん本から遠ざかってしまいます。しかし、逆に言えば、これらに気を付ければ最小限のストレスで読書を楽しむことが出来るということです。

自分に合った本選び

本屋さんに行くと、沢山の本に圧倒されてしまいます。その中から自分に合った本を選ぶことは、読書が苦手な人にとって困難を極めます。ここで、読書が苦手な人が挑戦するべき本の種類を紹介します。

短編集

ストーリー系の本は、読書が苦手な人にとってはハードルが高いものですが、短編集ならそうでもありません。１０ページ前後の物語がいくつか集録されている短編集であれば、
展開も早く読みやすいため、読書初心者にうってつけです。

エッセイ

好きな芸能人やスポーツ選手などのエッセイは、興味が湧きやすい事はもちろん、文体的にも読みやすいものが多いです。ただし、これは読書が苦手な人の中でも、まだ得意な方の人向けです。というのも、長い文章に抵抗がある人にとって、その内容が如何に興味深かったとしても、すべてを読むことはハードルが高いからです。エッセイを購入する際は、その本の分厚さも考えましょう。

名言集／○○の言葉

読書は成功体験の積み重ねで上手くなっていくという側面がある為、まずは“本を読む”という事に重点を置く事が重要です。また、名言集は心を元気にしてくれる内容が多いため、落ち込んだ時のお供にもなってくれます。この手の本は、ページの順番すら無視することが出来るので、その時の自分に合った言葉を探して読んでいるうちに、気が付けばほとんどのページを読破していることも多々あります。

おわりに

読書は楽しくなければ意味がありません。学校の勉強ではないのです。
読書が苦手＝頭が悪いという訳ではなく、ただ、本を読むことに慣れていないだけなので、今の自分の能力に合った本から少しずつ慣れていけば、読書はできるようになります。なので、「毎日絶対〇ページ読む」や「読めない漢字は全て調べる」というような力んだ姿勢で挑戦すると、挫折の可能性を広げることになってしまいます。
例えば、動画サイトなどで好きな動画を見るのは良いのですが、そんなに見たくない動画をずっと見てしまったり、そんなに面白くない事をしてしまている時間が少しはあると思います。要するに暇つぶしの時間です。そんな保間つぶしの時間に気が付いた時、読書をしてみてはいかがでしょうか。
生活に価値的な時間を少し増やして、人生も少し価値的にしてみましょう。