集中力が上がる方法

勉強しようとしていても、最初の30分は集中力が続くのに、後は続かないという子がいると思います。
集中力が切れると、暗記をしてもその時は覚えているのに後から忘れてしまったり、遊びの誘惑に負けてしまいます。
ここではやる気が出る方法をお伝えしていきたいと思います。

深呼吸

人間の集中力は、30分と決まっています。多くても50分と１時間にも満たないぐらいです。
ですから、集中力が切れてきたので集中しようと思えば思うほど、よけいに焦ってしまって集中力が無くなってしまいます。
そんな時は深呼吸してみるように言ってみて下さい。脳に酸素が行き届いて、活性化しますし、やる気が出て来ます。どんなに集中力が無くなってきたとしても、深呼吸ぐらいなら出来るはずです。
無理に根詰めてしまうと全体的にやる気が下がってしまいます。酷いときは、何も考えたくないという気持ちになってきます。深呼吸して、いまの状況を冷静に確認する事が必要になってきます。
勉強はやりたい事ではないので、やる気が出なく、集中力が無くなってしまうのは当然の事です。勉強事体は楽しい事では無いのは当然の事です。ですが、その勉強の中に楽しい事を見つける事でやりたいという気持ちになってくるはずです。
例えば「勉強が終わったらアイスを食べよう」「1時間集中して勉強したら、どのくらいの単語覚える事が出来るのかな」このように楽しい事を見つけるように指導する事でやる気が変わって来ます。

明日がある

勉強しようと思った時は、誰しもとことん頑張ろうと思って勉強しようと思います。その、頑張ろうと思う事が実は自分のハードルを上げてしまって、やる気がなくなってしまいます。
最初は１０分だけ頑張ろうと思って勉強を始めていって、途中で集中力が無くなってきたら、もう10分だけ頑張ろうというように、自分の中でのウエイトが軽い目標を作っていく事が大切です。
それでも集中力が無くなってきたら、その日は諦めて寝るのが一番です。子どもがせっかく徹夜したのに、朝になったら暗記したほとんどを忘れてしまっていたという事ありませんか？それは、やる気がないのに無理に覚えようとしたからです。やる気がなくなった時は、いっその事寝てしまった方がいいです。
朝になれば頭もすっきりしますし、朝起きてからの3時間は集中力が極限に上がっている状態ですので、暗記したものをものすごく覚えているはずです。頭が澄み切っているので、自然とやる気がアップしますので勉強も捗る事間違いないです。

また朝ごはんは食べるようにしましょう。脳が活性化します。身体に栄養を補給する事で、脳もフル回転します。朝は勉強するゴールデンタイムです。有効に利用しましょう。
勉強するにも時間が足りないと考えて、徹夜で勉強をする子がいると思います。ですが、それは効率がよくありません。睡眠欲は人間の欲ですし、必要不可欠なものです。これが無くなってしまうとやる気がなくなってしまいます。
夜勉強をしていて、眠くなってきてしまったら、10分でもいいので仮眠する事です。そうする事で、脳がリフレッシュされてまた頑張ろうという気持ちになります。
ただ、注意してもらいたい事は、一回寝てしまうと「もう寝てしまったから集中力が出ないから、今日は勉強するの辞めようかな」と考えてしまったり、他の事に目が行ってしまうので起きたら、すぐにまた勉強の方を意識させましょう。
寝てから勉強すると自然とやる気が復活している事が分かります。数分もしない内にエンジンがかかります。

結果はついてくる

ものすごく勉強したのに、お子様のテストの成績が悪かったという経験はないですか？
その現実を見て、勉強しても無駄だと考えてしまう子は多いと思います。勉強した事は、表面的な数字に出ていないだけでその子の力になっているので勉強しているのに、成績が悪いからと言って責めるのは辞めた方がいいです。
逆に「勉強頑張ったから、この次は大丈夫」というように褒める事が大切です。

まとめ

ここまでやる気がアップする方法をお伝えしてきました。勉強は無理にするものでは無く、自分の無理の無い程度に頑張る事が一番効率良く勉強が出来る事をお伝えしました。
また朝はゴールデンタイムですので、出来るだけ午前中に勉強を済ませた方がいいです。やる気というものは気持ちを高めてやる気を出そうとしても出す事は出来ません。むしろ無理な時は休む事を覚えさせた方がいいです。休む事でやる気も自然に戻ります。
また、最後に飴と鞭は必要ですので、褒める時はきちんと褒めた方がいいです。鞭ばかりですと、成績アップどころか勉強自体も嫌いになってしまい、挙句の果てに無理に勉強をさせる親に不信感を抱いてしまう可能性が出てきます。
無理なく勉強させるという事が一番お子様のやる気と学力をアップさせる方法だといえます。優しい目で見守る事が必要だといえます。