日本にある川について

小学生の皆さん、日本の有名な川と言えばなんだと思いますか？ちなみに私は信濃川です。皆さんはどこの川が出てきましたか？日本の川は、世界に比べて川の長さが短く流れが急である事が多い国です。
なぜかと言うと、島国でもある上、山が多く中心部は土地が高く平地で狭い事、沿岸部では土地が低くかなりの高低差によってこのような川の地形が出来たとされています。日本は頻繁(ひんぱん)に台風が来ますよね。ニュースでよく見かけると思いますが、台風の際に大雨を降らし土地が高い斜面から低い沿岸へと流れていき、酷い(ひどい)場合には川の水があふれて被害を起こします。そのような所から、日本は島国でも高低差があり川の長さが短く流れが急である事が分かります。
しっかりと川の名前と川の重要な言葉や知識をセットで覚えておくと暗記しやすいですよ！今回は覚えておきたい重要な川とその特徴をピックアップして紹介します。

日本で最も長い川

まず初めに紹介するのは「信濃（しなの）川」です。なんといっても信濃川は日本全国の中で最も長い川であります。長さが367㎞あり新潟(にいがた)県の大きさと同じくらいの面積があり日本の一級河川です。
信濃川は新潟県から長野県へと川が流れていて別名「千曲(ちくま)川とも呼ばれています。日本一長い川＝信濃川とセットで覚えておこう！

日本で最も広い川

次に紹介するのは「利根(とね)川」です。利根川は日本全国の中で一番流域面積が大きい川であります。簡単に説明すると一番広い川だという事です。その流域は、群馬県・栃木県・埼玉県・千葉県・東京都と関東一辺を流れている川であります。
そして川の長さはおよそ322㎞と日本全国2番目に長い川であり、すごく特徴(とくちょう)が分かりやすく覚えやすいと思います。利根川は昔、大規模(だいきぼ)水害が発生した影響で川自体の流れを変える工事も行われ上流が広すぎて沿岸部へ近づくにつれて河川が狭くなり川の水があふれだし水害の影響を多く与えたみたいだよ！

日本で三番目に長い川

次に紹介するのは「石狩(いしかり)川」です。日本全国で3番目に長い川であり北海道の河川です。河川自体がとてもくねくねしていて葉っぱの根のような形をしています。
石狩川には名前の由来があり「イ・シカラ・ベツ」という北海道のアイヌ語(非常に曲がっている川)から取ったとか。石狩川もまた水害が多く発生した河川でもあります。
利根川とはまた違う形状ですが、河川がくねくねとしながら曲がり水が流れる事によって水がゆるやかに流れる事が出来ずにあふれてしまいます。それもまた何度も改修(かいしゅう)工事で良くなっていき、河川の形状を崩さず改善（かいぜん）されたのはすごい事だと思います。昔は、今より便利な道具もない時代であり人力でやっていたとするならばかなりの力仕事だったでしょう。

日本の中央を流れる川

次に紹介するのは「木曽三川（きそさんせん）」です。木曽三川という川ではないですが、今から紹介する3つの川の事を指します。3つの川は「揖斐(いび)川」「長良(ながら)川」「木曽（きそ）川」の事です。
岐阜(ぎふ)県を中心に愛知県・三重県を流れていますが、川の特徴(とくちょう)として３つの川が近く狭い場所で流れているため昔には大雨で洪水が起きて水害が発生したケースもあります。
木曽三川には、3つの川があると紹介しましたが、語呂合わせで暗記する事が出来ます。「いびきをかきながらきそ問題を解く」です。詳しく書くと、「揖斐(いび)きをかき長良(ながら)木曽(きそ)問題を解く」語呂合わせで覚える事が出来るので忘れず暗記したい所です。

九州地方最大の川

次に紹介するのは「筑後(ちくご)川」です。九州に流れる川で、九州最大の一級河川です。
筑後川の下流には、三角州平野が広がっている事やクリークと呼ばれる網目状の人工的水路が多数見られます。テスト問題でよく間違える部分でもあり「筑紫平野」「筑後川」と似たような漢字が並ぶので注意したい所です。

広島県限定の川

最後に紹介するのは「太田(おおた)川」です。広島県に流れていて川の水によって土砂も流れそのかたまりがちらばる事によって出来る三角州(さんかくす)別名「デルタ」がある事が有名です。
工業用水として使用され、広島県内のみで流れる河川なので、広島県の川＝太田川とセットで覚えておきましょう！

以上、5つ覚えておきたい河川を紹介してきました。ポイントとして押さえておきたい所は、日本の島国という地形から高低差があり川が短く流れが急である事です。それによって水害が起きたり三角州が出来たりする背景があり、それが日本の河川の特徴(とくちょう)です。そして日本三大河川といえば「信濃川」「利根川」「石狩川」です。テスト問題では、日本で一番長い川は？や日本で一番流域面積が広い川は？などよく出る問題なので絶対に覚えておきたい所です。まず、日本の川の場所を押さえてその河川にはどのような特徴をした川なのかをとらえて覚えていき、河川の周辺の様子などを見てセットとして覚える事が出来る所は暗記し、語呂合わせで勉強していくのも効果ありですよ！