2022 FIFAワールドカップ出場国について調べよう~サウジアラビア編~

こんにちは、家庭教師みつけ~るの服部(ふくべ)です。今年はワールドカップイヤーですね。SAMURAI BLUEの活躍が楽しみです!
ところでワールドカップには様々な国が出てきますね。良い機会なので、全部で32国の歴史などを学んでいきたいと思います。

今回は、グループCのサウジアラビアについて紹介していきたいと思います。

サウジアラビアの基本情報

公用語アラビア語
首都リヤド
面積215万km²
人口約3,534万人
通貨サウジアラビア・リヤル
宗教イスラム教
政治体制君主制

サウジアラビア王国は中東から西アジアにかけて位置し、アラビア半島の8割を領土としています。ヨルダン、イラク、クウェート、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦、オマーン、イエメンと国境を接しています。気候は砂漠気候で、降水量は少ないです。

首都リヤドはサウジアラビア王家のサウード家の本拠地であり、18世紀頃から栄え始めます。第二次世界大戦後はオイルマネーによってめざましい発展を遂げ、人口約770万人を有するアラビア半島最大の都市となっています。

マッカ州にある都市・マッカ(メッカ)はイスラム教の宗祖・ムハンマドの生誕地で、イスラム教最大の聖地です。
サウジアラビアはイスラム教第二の聖地・マディーナも位置しており、二つの都市には毎年多くの巡礼者が訪れます。

政治体制は君主制で、サウジアラビアを建国したサウード家によって統治されています。政治はイスラム教義やイスラム法に基づいて行われており、国民は国教であるイスラム教を信仰することが義務づけられています。
国家権力は国王に集中しており、行政のトップである首相もおかれていますが、国王が兼任することが慣例となっています。議会にあたるものとして諮問評議会が置かれているものの、議員は国王によって任命されます。

サウジアラビアの主要産業は石油、LPG、石油化学で、石油埋蔵量は世界第二位を誇ります。
石油などの天然資源の輸出によって高額な所得を得ており、アラブ諸国唯一のG20加盟国となっています。
また、OPECの指導国として国際原油市場に大きな影響力を与えています。

サウジアラビアの歴史

紀元前

貿易のルートとして文化が発展したと考えられています。世界遺産にも登録されているマダイン・サーレハは、紀元前1世紀頃に作られたとされています。

イスラム教の成立

7世紀前半にイスラム教が成立すると、預言者ムハンマドの生誕地であるメッカを有するアラビア地域は、政治・宗教の両面において重要な意味を持つようになりました。

サウジアラビアの成立

1744年、アラビア半島中部を支配していたムハンマド・イブン=サウードは、宗教家のムハンマド・イブン・アブドゥルワッハーブと同盟を締結し、第一次サウード王国を建国しました。
1818年、第一次サウード王国はオスマン帝国との戦いによって滅亡するものの、残った王族の血縁者たちが1824年にリヤドを中心に第二次サウード王国を建国します。第二次サウード王国は周辺地域を治めているラシード家に支配され、滅亡しました。
1902年にアブドゥルアズィーズ・イブン=サウードがラシード家からリヤドを奪還し、ふたたび国を建国します。
アブドゥルアズィーズ・イブン=サウードはアラブ地域に影響力を持っていたイギリスの支援を受けながらヒジャーズ地方、ナジュド地方を統一し、1932年にサウジアラビア王国が建国されました。以来、サウジアラビアはサウード家による統治が行われています。

石油による発展と展開

1938年に王国の領地内で石油が発見されると、石油の輸出によって国が栄えるようになります。
世界最大級の原油産出国として国際社会での立場も大きくなり、1973年に第四次中東戦争が起こった際に原油価格を引きあげる経済制裁を行うと、オイルショックによる世界経済の混乱が起こりました。
世界最大の先進国であるアメリカとの関係も重視しており、湾岸戦争が勃発した際はアメリカ軍の駐留を許可するなどの対応を行っています。
サウジアラビアの経済は現在も石油に依存しているものの、2016年に「サウジ・ビジョン2030」を発表し、産業の多角化などを目指しています。

日本とサウジアラビアの関係

日本とサウジアラビアの国交は、1955年6月7日に樹立されました。国交樹立以降大きな対立もなく、友好的な関係を築いています。

政治関係

2016年9月にムハンマド副皇太子が来日し、サウジアラビアの政策の一つである「サウジ・ビジョン2030」を支援する包括的パートナーシップ実現への協力関係を結びました。

2017年3月にはサルマン国王が訪日しました。サウジアラビア国王の訪日は46年ぶりであり歴史的な出来事として知られています。このときに「日・サウジ・ビジョン2030」の実施が合意されました。

サウジアラビアと日本はともに王室と皇室を有する国であり、直近ではアブドッラー国王崩御に際し皇太子殿下(当時)がサウジアラビアをご訪問、2019年にムハンマド皇太子が来日されるなど、特に深い関係を築いています。

経済関係

石油の約四割をサウジアラビアから輸入しており、サウジアラビアは日本にとって最大の原油供給国となっています。また、日本はサウジアラビアにとって、第二位の貿易輸出相手国となっています。
サウジアラビアと日本の経済関係は、石油によって強く結びついていると言えるでしょう。

サウジアラビアは日本に石油や石油製品を輸出しています。
日本からサウジアラビアには機械類や輸送用機器などが輸出されています。
貿易収支は日本の貿易赤字です。

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