2022 FIFAワールドカップ出場国について調べよう~エクアドル編~
こんにちは、家庭教師みつけ~るの服部(ふくべ)です。今年はワールドカップイヤーですね。SAMURAI BLUEの活躍が楽しみです!
ところでワールドカップには様々な国が出てきますね。良い機会なので、全部で32国の歴史などを学んでいきたいと思います。
今回は、グループAのエクアドルについて紹介していきたいと思います。
エクアドルの基本情報
公用語 | スペイン語 |
首都 | キト |
面積 | 283,600 km² |
人口 | 約1789万人 |
通貨 | ドル(米) |
宗教 | 国民の大多数はカトリック教を信仰 |
政治体制 | 共和制 |
エクアドルの正式名称は「エクアドル共和国」で、1822年に樹立されました。
領土は南アメリカ大陸の北西部に位置していて、北はコロンビア、東と南はペルーと国境を接しています。西は太平洋に面しており、多様な生態系を有する世界遺産のガラパゴス諸島もエクアドルの領地です。
首都のキトは標高2850mに位置し、南米最古の修道院として知られるサン・フランシスコ修道院などが立ち並びます。16世紀から17世紀にかけて作られた歴史的建造物と街並みは世界遺産に登録されています。
エクアドル最大の都市はグアヤキルで、コーヒーやバナナなどを取引する貿易の拠点となっています。
エクアドルは大まかに3つの地域に分類され、それぞれの地域で気候の違いがみられます。グアヤキル市を有する海岸地方は赤道直下の熱帯気候であり、暑い時期は30度以上になることもあります。首都のキト市を有する中央アンデス地方は標高が高く、年間平均気温は14度から19度程度と過ごしやすくなっています。東部熱帯低地は主にジャングルで、一年を通して蒸し暑い気候が続いています。
エクアドルは紀元前から人々の痕跡が確認され、さまざまな文明が栄えました。15世紀にインカ帝国が勢力を拡大すると、キトは帝国の有力な都市として栄えていきます。16世紀に入るとスペインの征服を受け支配下に置かれました。1822年に現在のエクアドルの領土全てが解放され、1830年にコロンビアから分離する形で独立しました。
独立後はクーデターなどの政治不安が発生し、政治体制が度々変化することがあったものの、現在の体制は大統領を元首とする共和制を採っています。議会は一院制で、任期は4年です。
おもな産業は石油産業、農業、水産業です。主要輸出品には石油、バナナ、コーヒーなどの農産物、まぐろ、エビなどの海産物があります。
エクアドルの歴史
紀元前
エクアドルでは紀元前10000年前頃から人々の痕跡が確認されています。紀元前6000年頃からトウモロコシなどの農産物の栽培が始まったとされ、4000年頃から土器の作成などが始まりました。土器などの出土品から、紀元前からすでに身分制や首長制などの社会構造が発達し、祭祀などが行われていたのではないかと考えられています。
占領下時代
15世紀に入ると、インカ帝国の皇帝トゥパク・インカ・ユパンキによって征服され、その支配下に置かれるようになります。16世紀に入ると、植民地拡大を図るスペインによって征服され、スペイン人による植民地支配がはじまりました。この頃からスペインの国教であったキリスト教カトリック教会が流入し、サン・フランシスコ修道院をはじめとする歴史的建造物が多数つくられるとともに、土着の人々の改宗が進みました。
独立
19世紀に入ると解放・独立の機運が高まり、1809年にキトでイスパノアメリカ初の独立宣言が発表されます。1820年10月にはグアヤキルが、11月にはクエンカがそれぞれ独立を宣言するなど、各都市が相次いで独立を宣言します。1822年のピチンチャの戦いでスペイン軍を退けると、現在のエクアドルの領土のすべてが解放されました。これらの地域は当初コロンビアの支配下に置かれますが、周辺諸国の独立の動きと重なるようにして1830年に独立を果たしました。
独立後
独立後のエクアドルではクーデターが発生するなどの政治不安が続きます。独裁政治、自由主義体制、軍事政権などを経て1979年に民政移管して以降、民主主義体制を維持しています。
日本とエクアドルの関係
エクアドルと日本の国交は、1918年8月に日・エクアドル間修好通商航海条約が締結されたことをきっかけに樹立されました。第二次世界大戦中に一時中断するものの、1954年に再開します。大使館は現在、駐日エクアドル大使館が東京に、駐エクアドル日本大使館がキトに設置されています。
政治関係
エクアドルと日本はともに太平洋に面する国家として友好な関係を築いています。第二次世界大戦が勃発した際は国交が一時期途絶えましたが、1954年9月30日に再開された後は良好関係を保っています。日本はエクアドルの大統領就任の際に特派大使を派遣するなど、要人往来が盛んなことでも知られています。
2018年には日・エクアドル外交関係樹立100周年を迎えました。この年はレニン・モレノ大統領が来日し安倍晋三総理大臣と会談を行って共同声明を発表した他、民間レベルでも様々な交流や催しが開催されました。
日本とエクアドルの間には二国間条約が締結されています。1990年に青年海外協力隊派遣取極、1992年に技術協力協定(1994年10月発効)、2019年に租税条約(同年12月発効)がそれぞれ締結されました。
経済関係
日本はエクアドルから原油、バナナ、魚粉、ウッドチップ、魚介類、冷凍野菜などを輸入しています。日本からエクアドルへは輸送機器、一般機械、鉄鋼、精密機器、ゴム製品などを輸出しています。日本の貿易収支は、輸出額が輸入額を下回る貿易赤字となっています。
日本はエクアドルに対し経済援助を行っており、これまでに有償資金協力714.00億円、無償資金協力375.28億円、技術協力実績278.89億円を援助しています。
2019年に租税条約が締結されたことをきっかけに日本企業の進出も進んでおり、石油産業や農産物などの分野への進出が期待されています。
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