高校生の学習習慣
高校受験が終わったらすぐに大学受験が始まります。
充実した高校生活を送りながら家庭学習に取り組み、大学受験に備えましょう。
家庭学習の内容
高校生になるとさらに勉強が難しくなり、勉強面での不安が大きいと思います。
高校生の家庭学習において、重要なポイントは4つです。
①予習(特に英語と数学)
高校生の勉強は、「授業の予習」を行うことが非常に重要になります。
なぜなら、高校生の学習範囲が多いため、場合によっては授業でカバーできない範囲も出てくるからです。さらに、授業の進みが速くなり、問題の難易度も上がるため、予習をしておかないと授業を受けても分からない状態になってしまいます。
また、高校生になると中学校と違い教科書を隅々まで説明してくれるわけではないので、予習で基本的な内容を頭に入れてから授業を受けることが必要になってきます。
予習をしない事によって、授業についていけなくなってしまう生徒もいるため、注意しましょう。
特に、実力が伸びるまでに時間がかかる「英語」と「数学」の予習は一番優先しましょう。
予習方法
予習はできるだけ毎日行うようにしましょう。
- 教科書を読み込む
- 授業で扱う内容を繰り返し読み、理解しておく
- 疑問点をいくつかピックアップしておく
ピックアップした疑問点を意識しながら授業を聞き、理解を深めましょう。
もし、教科書だけでの予習では不十分だと感じた場合、目的に合った参考書と問題集を利用しましょう。
予習しないと…
予習をしないとどうなってしまうのでしょうか…?
- 授業を聞いているだけで精一杯になる
- つまずいた授業の次の授業もつまずく可能性が高くなる
- ついていけなくなってしまう
- 結果的に勉強が嫌いになる
このように、理解が不完全なまま授業を受け続けるとついていけなくなってしまいます。
その結果、成績が落ち勉強が嫌いになってしまう悪循環を招いてしまいます。
そうならないように、必ず予習を行い日々の授業をきちんとこなしていかなければなりません。
②復習
学んだ知識を定着させるには、復習する事が重要です。
「予習 → 授業 → 復習」この流れを意識して勉強しましょう。
受験生になると、ほとんどの受験生は今までの総復習を行います。受験期間に入る前から復習をしっかりすることで、知識を定着させることができ、周りと差をつける事ができます。
高校生の勉強は予習が中心ですが、復習も同じくらい重要です。
コツコツ毎日頑張りましょう。
③課題
成績にも関わりますので、教科ごとに出される課題を必ずやりましょう。課題は予習復習にもなりますので、ちゃんと取り組みましょう。
④定期テスト勉強
大学を推薦で進学しようと考えている場合は、内申点が非常に重要になってきますので、しっかり勉強しましょう。
大学の一般入試の場合、内申点はほとんど合格基準には含まれませんが、手を抜いていいという事ではありません。定期テストとテスト勉強は、復習になるのでしっかり取り組みましょう。また、学校の定期テストで点数が取れていないのに、入試試験で良い点数が取れるほど大学受験は簡単ではありません。定期テストの点数が悪いということは、全国のライバル達とは大きな差があるという事を理解して勉強に取り組みましょう。
また、中学校とは違い「赤点」を取ってしまうと成績だけではなく、進級に影響しますので注意しましょう。
受験生の家庭学習ポイントは?
受験生の家庭学習のポイントは次の5つです。
①総復習
②苦手克服
③予習
④参考書・過去問
⑤センター試験勉強
限られた時間の中で、勉強しなくてはいけません。
学習計画を立て、効率よく勉強しましょう。
学年別学習内容
次に学年別の勉強内容をご紹介します。
学年によって勉強の重要ポイントが異なりますので、ポイントを意識して勉強していきましょう。
高校1年生
①予習復習
→授業の予習と、1年生のうちに中学生の範囲も復習して、基礎を固めましょう。
②定期テストの形式把握と勉強方法を見つける
→定期テストで良い点を取るには、「形式を把握すること」「定期テストに合った勉強方法を見つけること」がポイントです。効率よく勉強できるように準備していきましょう。
高校2年生
①予習復習
→できるだけ毎日予習復習をしましょう。
②苦手克服
→2年生になると苦手な科目がでてくると思います。3年生になるまでに、できるだけ苦手克服をできるように取り組んでいきましょう。
※進学を考えている場合、志望校の目星を付け始めましょう。
高校3年生
①総復習+苦手克服
→今までに勉強してきた範囲を復習しながら、苦手克服にも取り組みましょう。苦手科目・分野があると、受験の際に不利になってしまいます。できるだけ克服できるように頑張りましょう。
②予習
→3年生の内容も受験範囲に入っていますので、予習もしっかり行いましょう。
③受験対策
→本格的な受験勉強として、センター試験勉強・過去問・参考書に取り組みましょう。
一人では難しいと感じたら、家庭教師や塾などを利用しましょう。
学習方法
学習方法は目標や目的によって異なります。
高校1年生で、家庭学習で授業についていけている場合は塾などへ通う必要はありません。
しかし、難関大学を目指している場合は、早い段階から受験対策をしなくてはいけません。難関大学や今の学力よりも高い大学を目指すのであれば、家庭教師や塾へ通う必要があります。家庭教師や塾の費用は安いものではありませんので、しっかりと話し合って決める必要があります。
教科別勉強方法
中学生に比べて、勉強する教科が圧倒的に多いです。
自分に合った勉強方法も大切ですが、それぞれの教科に合った勉強方法を見つけることも大切です。
国語
国語と言っても、現代文、古典、漢文で勉強方法は変わってきます。
・現代文
とにかく文章に多く触れるのが大切です。音読をして読解力を鍛えましょう。
・古典
基本的な単語や文法事項を覚えることを優先しましょう。
・漢文
重要な句形を覚えて、論語などよく取り上げられる文章を読んでおくと、出題型式に慣れやすいです。
数学
数学でとっても重要なことは、「解けない問題や分からない公式をそのままにしないこと」「解き方を理解すること」です。公式をただ覚えるだけでは不十分です。何度も問題を解いて公式を理解しましょう。
教科書よりも、参考書を読んだほうが分かりやすい場合もありますので、自分で分かりやすい参考書を見つけましょう。
理科
・生物
イラストや写真も活用して、効率良く理解し覚えましょう。
ほとんど暗記で対応できますが、そのまま出題されず考察させるような問題が出る場合があるので、理解することが必要になってきます。
・物理
勉強の仕方は数学とほとんど同じです。
物理の原理原則や解き方を理解して、公式を覚えましょう。
数学と比べると公式の数は格段に少ないので、使いどころさえ間違えなければ点数を取ることができます。
・化学
知識や理論など覚えるものが非常に多いので、効率良く覚えていく必要があります。
繰り返し問題を解いて覚えましょう。ただ、理論については暗記するだけでは厳しいので、問題集を何度も取り組んで内容を覚えておくようにしましょう。
社会
・日本史/世界史
重要語句を覚えるだけではなく、流れをつかむことが大事です。重要語句を交えて、内容を説明できるようにしましょう。
・地理
日本史と世界史とは違い暗記だけでは対応できません。
基本的な知識を理解し覚えた上で問題を解き、地理的思考を養いましょう。
英語
英語は基礎がとても重要です。まずは、単語・熟語・文法を覚えて基礎を固めましょう。
暗記は五感を使うことで覚えやすくなります。
①目で見る ②声に出す ③声に出した単語や文を耳で聞く ④書く
・長文読解
長文読解はなれることが大切ですので、多くの問題に触れましょう。
ただ、はじめから長文読解は難しいので、英文解釈からはじめてある程度できるようになったら長文読解に取り掛かりましょう。ポイントは速読です。
・リスニング
リスニングが苦手な人は、短い文章のリスニングからはじめましょう。
また、ただ聞くだけでは力がつきませんので、シャドーイングをしましょう。
シャドーイングとは、聞こえてきた音声のすぐあとを追って、同じ音声を声に出して複勝するという英語の勉強法です。
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