英語のセンスを磨く方法

英語学習は、小学校中学年から始めることをお勧めします。私は小学4年生のころに英語の学習を始めました。最初はアルファベットや簡単な単語から学習を始めましたが小学校を卒業することには英検4級を取得し、現在は大学で国際協力や異文化コミュニケーションを学んでいます。英語の知識がゼロだった私がここまで英語力を磨くことができたのは、幼いころに英語のセンスを磨いたからです。「使える英語」を身につけるにはセンスを磨くことがカギとなります。この記事では英語のセンスを磨く方法をご紹介いたします。先述のように、英語学習を始める時期としては小学校中学年くらいが一番いいのではないかと思います。私は自分の英語学習の経験を生かし、アルバイトで子どもたちに英語を教えていましたが、中学年から始めた子たちの伸びが一番早かったです。なぜ、小学校中学年が一番適切かというと、日本語能力が十分であることと、集中して学習を進める力がある程度ついてくる時期であるからです。英語のセンスを磨くためにまず必要なことは日本語能力をしっかり身につけることが重要ですが、小学校中学年くらいになってくるとたいていの日本語は理解できるようになります。そして、学校の授業にも慣れてきて、長時間集中することができるようになってくる時期でもあります。全く聞き取れない英語を1から学ぶには相当な集中力が必要ですが、中学年くらいの子はある程度の集中力がついています。

ではここから、英語のセンスを磨く方法を順を追ってご紹介していきます。まず最初にするべきことは”マネすること”です。意味が分からなくても、まずは声に出して英語を真似してみることが重要です。私のお勧めはディズニーや童謡の歌詞を真似して一緒に歌うことです。何度も聞いて、聞こえたとおりに一緒に歌います。そうしているうちに発音を身に着けることができます。私はこの方法で、誰にも習わず英語の正しい発音を身につけることが出来ました。ポイントはネイティブの英語を真似することです。一般的に広く使われるアメリカ英語もしくはイギリス英語の発音をまずは身につけましょう。

次にすることは意味を理解することです。一つ目にすることとして音を真似するという方法を上げましたが、この段階だけでは、子どもたちはその英語がどんな意味を持っているのか理解していない状態になります。そこで、ある程度英語に慣れ親しんできたら、英語の意味を理解する学習をしましょう。具体的には日本語と英語が両方書いてある教材を用いて、音読練習をします。そして、どの英語がどの日本語にあたるかを一つずつ確認します。例を挙げると I like cats. という英文があればまずは英文を音読し、I→私は like→好きです cats→猫が というように意味を合わせていきます。こうすることで、英語の語彙と順序のルールを一緒に勉強することができます。新出単語は教材の下にまとめて書いておくか、自分でノートを作ってそこにまとめていくといいと思います。もしくは一つ目の方法で紹介したディズニーの曲や童謡の日本語訳を見てみることもいいと思います。私は小学生の時、ディズニーの歌を一曲まるまる覚えて、そのあとに日本語で何と言っているのかを確認したりしていました。

このようにして少しずつ英文の意味を理解できるようになってきたら次は文法の勉強です。実際には、文法の勉強を始めるのは中学校からでいいと思います。また学校の授業以外で特別何か学習をする必要もないと思います。中学校に入る前に先に述べた二つの方法で英語に触れておくと、これまであやふやに何となく理解していた英語の構造が、中学校の授業で文法を論理的に学ぶことでつじつまを合わせながらより理解を深めることができます。また高校受験や学校のテストを通して語彙力も高めていきましょう。この段階ではひたすら机に向かって勉強する以外に方法はありません。

文法をある程度学んだら、インプットをしていきましょう。可能であれば英語話者と会話をすることが望ましいですが日本で生活しているのなかなかそのような機会を持つのもむずかしいように思います。そこで私がおすすめしたいアウトプット方法は英語の独り言です。「あぁおなかすいた…」を"Oh, I’m so hungry…"と言ってみるような感じです。私は中学生時代アメリカの映画やドラマが大好きで、その中に出てくるセリフをぶつぶつとつぶやくことが癖になっていました。このようにすることで英語への抵抗がなくなります。そして可能であればだれかと英語で話してみましょう。英語話者ではなく一緒に英語を学ぶ友人でも大丈夫です。学んだ知識を生かすには英語で話すことに慣れていかなければなりません。そのために、できるだけ英語を使って生活してみましょう。

まとめです。英語を学び始めるのに最適なのは小学校中学年くらいです。日本語能力と集中力が十分にあり、文法などを論理的に学習する前に「何となく英語がわかる」、「発音がとってもきれい」という状態を作っておくことが重要です。そして中学校で文法を勉強し始め、これまで何となくで理解していたことを論理的に理解します。同時に中学校のテストや高校受験を通して語彙力も高めていきましょう。そして、あとはひたすらアウトプットです。独り言を言ってみたり、英語で会話してみたりしながら英語への抵抗感をなくしましょう。

10年以上英語を勉強して感じるのは、言語習得の第一歩は「なんとなくわかる」ことです。なんとなくわかればもっとわかるようになろうと思うし、英語の構造がわかったときに「なるほど!」と理解できると習得していくのがとても楽しくなってきます。英語が話せることが必須となって聞いている現代、センスを磨いて「なんとなく」から英語学習を始めてみませんか?

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