英文を読めるようになるには

皆さんは英文の長文を読めるようになるには、どうしたら良いと思いますか?ただ、ひたすら英文を読み漁ればいいのでしょうか?確かに、ある程度、力があるお子様であれば、力を伸ばすことも可能でしょうが、あるところで躓くこととなるでしょう。では、どうすればよいか。それには大きく分けて3つのことを身に付けないといけないと思います。

日本語力

まず、一つ目は日本語力です。これは、どういうことかというと、当たり前の話ですが、英語の文章以前に日本語の文章を読んでみて理解できなくては、英語の文章を読んで問題を解けるということはあり得ないと思います。ですので、大前提として一般的な日本語の文章を読んで、理解できる教養を少なからず身に付けて置くということが大事になろうかと思います。

単語・熟語

二つ目は単語・熟語を覚えるということです。え~そんなの当たり前だよ、と思われる方もおられるかもしれませんが、意外に単語帳、熟語帳を1冊きちんとやっていないというお子さんは多いのではないかと思います。まして、熟語帳を持っていないという方は多いのではないでしょうか。では、なぜ単語・熟語を覚えておかないといけないのでしょうか。皆さんも普段の生活の中で経験があるかもしれませんが、英語って単語が分かるだけで、簡単な話や文であれば内容が分かるっていう経験をしたことあるかと思います。日本語でも話の中で断片的に知っている日本語などが出てくると話の内容があらかた分かるのと同じことです。逆に、英語に問わず、日本語であっても知らない単語だらけの会話や文章の場合、ちんぷんかんぷんになるのではないかと思います。
では、どのようにして単語・熟語を覚えていけばいいのでしょうか。ネットや本で色々な暗記方法が紹介されていると思いますが、私が学生の頃使ってみて良かった方法をいくつか紹介させて頂きたいと思います。まず1つ目は英語の語源について勉強することです。例えば、「unbelievable」という単語ですが接頭語に「un」がついており、「~でない」という意味になります。また接尾語に「able」がついていますので「~できる」という意味を持ちます。最後に語根に「believe」で「~を信じる」という意味から、先述した「un」と「able」を合わせますと、「信じられない」という形容詞になるわけです。今回、ご紹介した単語は簡単でしたので、語源を知っていると便利っていう実感が湧きにくいかもしれません。しかし、これから単語を覚えていくときや英文を読んでいて初めて見た単語であっても、意味を推測することが可能となりますので、一度語源について勉強することをおススメします。
2つ目は、覚える単語・熟語を目にする頻度を増やすということです。人の記憶というのは、目にする頻度が多ければ多いほどおぼえやすいという特性がありますので、とにかく覚えたい単語・熟語を目にする回数を増やします。例えば、電車通学、バス通学のお子さんであれば、車内で単語帳などに目を何回も通すということ。あるいは、トイレの壁に英単語表を貼り、トイレにおいても目につくような状況にするということ。これらのことのように、とにかく覚えたい単語・熟語が見られる状況にするということが暗記には効率がいいと思います。それで、覚えていった単語・熟語が書いてある単語帳、熟語帳、あるいは英単語表を覚えたものから、1つずつ塗りつぶして消していきます。そうすることによって、まだ覚えていない単語・熟語に集中力を割くことができ、さらに効率よく暗記することができるわけです。私自身、この方法は社会人となった今でもこの方法で英語以外の資格においても勉強し、成果を出しております。

文法

最後の身に付けておかないといけない三つ目は、文法です。なぜ、文法なのかというと、文法が分かっていないと、一文が長い場合に文の構造が分からなくなるからです。その結果、文章の意味がはっきりと分からないということになるわけです。学生時代、私自身がそうでした。しっかりと文法を学ばずにそのまま英文読解をしようとしていた私は、どれが動詞で、どれが目的語で、どれが補語になっているのか文を分解することができなかったわけです。文法をきちんと学んでいれば、この動詞の場合、この部分が目的語になるといったことが分かるようになるわけで、言い換えれば、文の構造が分かるようになるわけです。例えば、「give」という単語を例に挙げてみます。「give」はgive O1 O2で、「O1にO2を与える」という意味になります。ですので、He gave me an apple.の場合、彼は私にリンゴを与えた、という意味になるわけです。このように、今回は簡単な文でありましたけど、仮に長い文章であっても文をばらして考えることができようになれば、英文和訳の問題にも対応できるようになっているものと思います。英語が得意でない人や英文和訳が上手にできない人は分の構造が分からないという方が多いと思いますが、代表的な動詞がどういった型をとるのか学ぶだけでも、英語の上達に結びつくとおもいます。ぜひ、文法についても勉強してみてください。

皆様、いかがでしたでしょうか。私なりに英文を読めるようになるための基本的なポイントをまとめさせていただきました。上記の3つの点は、一朝一夕で身に付くものではないと思います。ですが、根気よくやれば必ず結果に結びつくものと思いますので、お子さんたちをこれからもしっかり支えていただければと思います。

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