中学校の学習習慣
中学生になると学習内容が難しく、学習速度も速くなるので、学校以外での勉強が重要になってきます。高校受験もあっという間に始まりますので、しっかり勉強しましょう。
家庭学習の内容
中学生になって、どんな勉強をすればいいのか不安に思っているお子さんが多いと思います。中学生の家庭学習の基本は次の3つです。
①宿題
当たり前のことですが、まずは宿題に取り組みましょう。
宿題が難しくてできない場合は、勉強についていけていないサインですので、対策する必要があります。また、宿題の提出は成績に関係しますので、必ず提出しましょう。
②予習復習:特に英語と数学が重要!
中学生の勉強は教科書が基本です。
学校の授業で分からないことがあれば、その日のうちに復習し解決するようにしましょう。
時間に余裕があれば、予習するとさらに良いでしょう。
1番重要なのは、「分からない部分・出来ていない部分を無くすこと」です。
勉強は知識の積み重ねですが、教科によって積み重ねの重要さが異なります。
特に重要になってくるのが、「英語」と「数学」です。
分からないまま次の内容に進んでしまうと、ついていけなくなってしまいます。
もし、中学3年生で中学1年生の内容につまずいてしまうと、1年生の内容まで戻ってやり直さないといけません。なので、英語と数学はできるだけ分からないところを無くすために、毎日の復習がとても重要になってきます。
③定期テストの勉強
中学生の定期テストは、内申点に関係するのでとても重要です。
良い点数が取れるように、しっかり勉強しましょう。
学年別学習内容
次に学年別の勉強内容をご紹介します。
学年によって勉強の重要ポイントが異なりますので、ポイントを意識して勉強していきましょう。
中学校1年生
①学習習慣をできるだけ早くつける
→勉強は繰り返し積み重ねて行うことで成果が得られます。学習習慣をつけて、少しずつでも毎日勉強に取り組めば、成績アップにつながります。高校受験に向けて、最低でも1年生のうちに習慣づけましょう。
②定期テストの形式把握と勉強方法を見つける
→定期テストで良い点を取るには、「形式を把握すること」「定期テストに合った勉強方法を見つけること」がポイントです。
中学校2年生
①学習習慣を崩さないようにする
→2年生はたるんでしまいがちです。学習内容が難しくなり成績が下がってしまうことで、勉強が苦手になりがちです。さらに部活動や委員会活動などで忙しく、なかなか勉強時間を取れなくなってしまうことがあります。できるだけ学習習慣を崩さないようにしましょう。
②復習
→学習内容が難しくなると分からないことが増えます。
分からないままにしてしまうと、ついていけなくなり、勉強に対しての苦手意識が強くなります。分からないことはその日に解決するようにしましょう。
③苦手を克服する
→2年生から受験勉強を始める場合、苦手克服に取り組みましょう。早い段階で苦手を克服することが、志望校合格のカギになってきます。
中学校3年生
①総復習・苦手克服
→勉強は基礎が大切です。基礎が固まっていないと、応用問題は解けません。2学期が始まる前までに、今までの内容の復習と苦手克服をしましょう。
②過去問・問題集
→2学期になると入試対策が中心になってきます。志望校の過去問や問題集に取り組んでいきましょう。
学習方法
勉強時間
中学生の勉強時間は、「子どもの生活と学びに関する親子調査2020」によると次の結果が出ました。
学年 | 平均 |
---|---|
1年生 | 2時間01分 |
2年生 | 1時間48分 |
3年生 | 2時間26分 |
※平日の平均勉強時間(休校時以外・成績上位層)
表から、高校受験を控えている3年生は勉強時間が長いことが分かります。
また、高校受験を意識する中学生は、早い段階から勉強に取り組み始める傾向にあります。
早い段階から受験を意識することで、モチベーションアップに繋がり、受験までの勉強時間を他の中学生よりも多く確保できるので、受験について一度考えてみると良いでしょう。
テスト勉強
高校受験では、学校の成績がとても重要になってきますので、定期テストで良い点数を取る必要があります。
担当の先生によってテストの出題形式は異なりますが、1学期の定期テストで出題形式を把握し勉強方法を見つけることが出来れば、2学期・3学期のテストでは良い点数が取りやすくなります。
教科別勉強方法
次に各教科の勉強のポイントをご紹介します。
国語
- 知らない単語や漢字、語句が出てきたら辞書で意味を調べる。
- 読書と文章の要約をするようにして、読解力を鍛える。
数学
- 公式を理解し覚える。
- 問題の数をこなし、公式ごとの問題パターンを覚える。
- 必ず途中式を書くようにする。
英語
- 発音、文法、単語、読解、リスニングをバランスよく勉強する。
- 教科書の音読とリスニングは必須。
理科
- 公式や重要語句を覚える。
- 公式を覚えるだけではなく、実際に問題を解いて理解する。
社会
- 内容の全体の流れをつかむ。
- 重要語句を覚える(単体で覚えるのではなく、関連するものと一緒に覚える)
見直すべき勉強方法
次に、見直すべき勉強方法を理由と一緒にご紹介します。
ついつい次のような勉強方法を行っている人も多いと思います。
自分の勉強方法を見直してみてください。
・ノートをきれいにまとめる
→テストで高得点を取るためにノートを作り始めますが、いつの間にか「きれいにまとめること」が目的になっていませんか?作ったノートで勉強するので、ノートの出来に満足してしまったり、ノート作りに時間をかけるのは良くありません。
どうしてもノートを作りたいのであれば、早い時期からテスト勉強に取り組むようにしましょう。
・勉強中に音楽を聴く
→音楽を聴きながら勉強すると、モチベーションアップ・リラックス効果・雑音をシャットアウトするといったメリットはあります。しかし、音楽に意識が行ってしまい、集中できなくなってしまってしまう場合があります。
特に、歌詞のある音楽は自然と歌詞が耳に入ってくるため、気を取られて集中できなくなります。勉強中に音楽を聴く場合は、クラシックやアンビエント、ヒーリングミュージックがおススメです。
・解けない問題をずっと考える
→普段の勉強で解けない問題があった時、ずっと考えることはやめましょう。すぐに解答を見ることもダメですが、時間は無限ではありません。
解けない問題、分からない問題に出くわした時、10〜20分は試行錯誤し「答えが出ない」と思ったら解答を見ましょう。しっかり考えることは大切ですが、時間も大切にしましょう。
部活と両立させるには?
部活動をやっていると、勉強時間を確保することが難しいと思います。
しかし、勉強をしないわけにもいけません。
勉強と部活を両立させるには、「勉強を生活の一部」にする必要があります。
①生活習慣に学習習慣を組み合わせる
②すき間時間で学習する
注意点として、勉強のために睡眠時間を削ることは避けましょう。
睡眠はとても重要です。あまり勉強ができない日があったとしたら、休日にまわすなどして調整していきましょう。
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