家庭教師と個別指導塾の違い

よく比較の対象になりますが、「個別指導塾」と「家庭教師」、この2つの違いを見ていきたいと思います。
この2つは「塾に通うか、家でやるか」の違いかと思われますが、実は全然違うんです！

この記事では個別指導塾の特徴から、塾を活用できる方法、家庭教師との違いを紹介していきたいと思います。

個別指導塾とは？

個別指導塾はマンツーマン指導というイメージがありますが、実情は先生1人に対して、生徒2人～5人で指導をすることが多いです。仕切りなどで区切られている「ブース型」と仕切られていない「自習室型」に分けられます。

例えば、1対3人の個別指導塾に週1回90分のコースで通っているとしましょう。指導時間は90分ですが、お子さんは3人いるので、1人あたりに先生が使える時間は単純計算で30分だけになります。また、積極的に質問ができるお子さんの方が、質問ができないお子さんに比べて先生に教えてもらえる時間は多くなる傾向があります。そのため、30分ですら確保をすることが難しくなってしまい、自習をすることがメインになってしまい、成績が上がらないという相談をよく受けます。

さらに、個別指導塾の場合、お子さんのペースで進めることができますが、その分、遅れが出た場合は宿題に周り、分からない所は結局自分で解決するしかないという相談もよく聞きます。

個別指導塾を活かすためには

ただ、個別指導塾自体は決して悪い勉強方法ではありません。しっかりと活用をしていけば成果を出すことができる勉強方法です。
個別指導塾を活用できる3つの方法を紹介したいと思います。

積極的に質問をする

前述のとおり、個別指導塾は完全なマンツーマンの指導ではないので、できるだけ先生に教えてもらえる時間を確保することが大切になってきます。
そのためには物怖じをせずに積極的に質問をして、先生を独り占めにする位であれば、個別指導塾の時間を最大限活かすことができます。

学習の習慣を身につけている

積極的に質問ができないお子さんでも個別指導塾を活用することができます。その方法は勉強の習慣をしっかりと身につけていることです。
自分一人での勉強のやり方を掴めていれば自分のペースで勉強を進めることができるので、聞きたい時に聞いて個別指導塾の時間を活かすことができます。

分からない所を把握する

これはどんなお子さんでも関係しますが、自分で分からない所が分かっていることが一番大事になってきます。いわば、目的をしっかり持っているかです。
指導日の前に今日はここを質問しようと自分自身で苦手をピックアップすることができれば、個別指導塾で成績を上げることができると思います。

家庭教師との違い

さて、ようやく本題ですが、個別指導塾と家庭教師との違いの違いを4つ挙げていきたいと思います。

指導の密度

個別指導塾と家庭教師は前述のとおり、生徒さん1人当たりの時間数も違いますし、講師側になった時も違います。
教える講師側からしても、1コマに3人の生徒さんよりも1コマで1人の生徒さんの方がより親身に対応ができます。

ご家族とのコミュニケーション

意外と忘れがちな部分ですが、ご家庭とのコミュニケーションに差が出てきます。
個別指導塾では多くても学期に1～2回しか面談がありません。つまり年間でも6回程度しかご家族の方とのコミュニケーションの頻度がありません。

一方家庭教師は指導の度にご家庭に伺うため。週1回の指導でも月4回、年間で48回も会う機会があります。
そのため、ご家族の方も学習の進捗を把握できたり、要望を伝えられたりします。

家庭学習の改善機会

個別指導塾は塾に通うスタイルなので、家庭学習の様子までは分かりませんが、家庭教師はご自宅に伺わせて頂くので生徒さんが普段どのような空間で生活しているかが分かります。
「勉強机に漫画本があるから、集中力がもたない」などの予想をし、対策を立てることができます。

送迎が不要

これは親御さん視点ですが、個別指導塾は送迎が必要になりますが、家庭教師は先生が来てくれるので送迎が不要ということも違いとしては大きいです。

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