四字熟語について

皆さんは何かお気に入りの四字熟語はありますか?四字熟語とは漢字四文字で作られた用語のことを指します。
実は四字熟語とは少し定義があいまいです。熟語と熟語を二つつなげて出てきたものや漢字を四つつなげてできたものを指すこともあります。ですがその中でも、四つの漢字の意味がつながって一つの意味になっているものを今回紹介します。

代表的な四字熟語

日本にはたくさんの四字熟語があり、教科書はもちろんのこと、最近はテレビ・小説・漫画・アニメなど見かけることはとても多いと思います。
例えば、「一期一会(いちごいちえ)」や「切磋琢磨(せっさたくま)」「一蓮托生(いちれんたくしょう)」「因果応報(いんがおうほう)」など漢字は見かけることはなくとも、どこかで聞いたことがあるなと思うこともあるのではないでしょうか?アニメやゲームでは「でんこうせっか」というのを見たことや聞いたことはありませんか?「でんこうせっか」にはしっかりと漢字があり、これは四字熟語になります。

「電光石火(でんこうせっか)」

漢字では「電光石火」と書き、意味は「稲妻の光や石を打った時に出る火の意味から、ほんの一瞬の間の動きが素早い事」です。電光は稲妻のことを指し、石火の「石」は火打石(ひうちいし)を指します。火打石は鋼と石をぶつけあうことにより、火花が生まれ、それで昔は火をつけていたのですが、その火花が現れるのはほんの一瞬です。そのため昔は火をつけるために何度も火打石を叩いていました。
「電光石火」の石火はその一瞬の火花のことを指しており、一瞬の間の出来事の意味合いが由来です。会話例で例えると、「学校の帰り道で凄い雨が降ってきて雷も鳴っていたけど、音が鳴ってからすぐに稲光も見えたから、すぐに家の中に逃げたよ。まさに電光石火だったよ!」といった会話が成り立ちます。
ちなみに対義語は「遅疑逡巡(ちぎしゅんじゅん)」です。意味は、「疑ってばかりで決断が遅く、ぐずぐずしている」ということです。
このような感じで紹介をしていきたいと思います。

「一蓮托生(いちれんたくしょう)」

「一蓮托生(いちれんたくしょう)」とは、「結果の良し悪しにかかわらず最後まで行動や運命を共にする」という意味です。
例えば、運動会のクラス対抗リレーで足が速い人や走るのが苦手な子も入れてリレーするけれど、リレーの結果が良くても悪くても共に一緒に頑張る仲間だから大丈夫。という意味合いで結果関係なく仲間と心の運命を共にするという事です。

「因果応報(いんがおうほう)」

「因果応報(いんがおうほう)」とは「良い行いをすれば、良い事が返ってきて悪いことをすれば、悪いことが返ってくる」という意味合いですが、最近では悪いことの意味合いで使われる事が多いです。
似た意味ならば「自業自得」があります。自業自得とは、「自分自身のみの行動の報いを自分自身のみが受ける事」です。まとめて例文で表すと、「テスト中に横の席の人のテスト用紙の答えをカンニングしたのが他の子にばれて先生に叱られた」これは因果応報でもあり自業自得でもあります。
この代表的な四字熟語の他にも少し面白みのある四字熟語を紹介します。

面白みのある四字熟語

「極楽蜻蛉(ごくらくとんぼ)」

一つ目は、「極楽蜻蛉(ごくらくとんぼ)」です。漢字は少し複雑ではありますが、これは「事の重大さに気づかずにのんきにしていること」という意味です。
極楽浄土(ごくらくじょうど)これはいわゆる天国ですが、その極楽浄土にいるトンボは捕まえらえる心配がないので、のんびりしているというところからきているそうです。

「機械之心(きかいのこころ)」

二つ目は、「機械之心(きかいのこころ)」これも四字熟語です。この文字からはあまり想像ができませんが、これは少し良くない意味を持っており、悪だくみする事という意味があります。
なぜこんな意味になってしまったかというと、巧妙な仕組みの器具を表す機械のことからウソや、たくらみなどからきているそうです。例えば、「バスケットボール部であの子の秘密をばらす事で、監督やコーチにも伝わり、実力ではなく違う形でレギュラーを取る」と言うような出来事の意味を指します。

「一六勝負(いちろくしょうぶ)」

三つ目は、「一六勝負(いちろくしょうぶ)」です。これは「運任せの冒険的な行いをすること」という意味があります。
サイコロの一と六のことを表し、一の目がでるのか六の目がでるのかを賭けて勝負していたことが由来です。主に運任せの時を表し、「今年のおみくじは何が当たるかな。最近大吉が出ていないからそろそろ当たる気がする。でも凶の可能性もあるな。まさに一六勝負だね」という会話が出来ます。

「三三五五(さんさんごご)」

最後に紹介するのは、「三三五五(さんさんごご)」です。数字ばかり並び本当に四字熟語なのかな?と疑ってしまうかもしれませんが、本当に実在する四字熟語になります。
この意味は、「人や物が散らばっている様子」を表す四字熟語になります。あっちに三人、そっちに五人いると人がまばらにいることを指したのが由来です。

以上、四字熟語を紹介してきました。四字熟語の種類は良い意味のものも悪い意味のものもたくさん存在します。四字熟語もことわざと同様、日常会話に自然といつの間にか意味を指して説明している時もあります。例えば、普段でもよく会話で出てくる「一生懸命」も四字熟語ですよ!このようにすぐに覚える事が出来て、すぐに使える四字熟語もあるので、会話の流れで覚えていく事が重要であり、実践(じっせん)していくと覚えやすいですよ!

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