2022 FIFAワールドカップ出場国について調べよう~ウェールズ編~

こんにちは、家庭教師みつけ~るの服部(ふくべ)です。今年はワールドカップイヤーですね。SAMURAI BLUEの活躍が楽しみです!
ところでワールドカップには様々な国が出てきますね。良い機会なので、全部で32国の歴史などを学んでいきたいと思います。

今回は、グループBのウェールズについて紹介していきたいと思います。

ウェールズの基本情報

公用語英語・ウェールズ語
首都カーディフ
面積20,780km²
人口約260万人
通貨ポンド
宗教キリスト教(イギリス国教会)
政治体制立憲君主制議会政治

ウェールズはイングランド、スコットランド、北アイルランドとともに、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(イギリス)を形成する四つの国家の一つです。イギリスの首都ロンドンから西に200キロメートルほどの場所に位置しており、隣国のアイルランドとは海を挟んでいます。地形は山が多く、スノードニア国立公園にはウェールズ最高峰のスノードン山(標高1085メートル)がそびえ立っています。海に面した土地であることから、ブリテン諸島で最も自然が豊かな地域として知られています。
ウェールズは緯度の高い場所に位置しており、四季はみられるものの全体的に寒冷な気候となっています。

首都のカーディフはウェールズ最大の都市であり、ウェールズ議会が設置されています。ウェールズを治めていた国王の居城であるカーディフ城は観光名所として知られています。

ウェールズは紀元前にブリテン諸島に流入してきたケルト民族の痕跡が残っている土地としても知られており、現在まで独特な文化を保っています。

ウェールズは長年イングランド王国の一部として扱われていました。そのため、イギリスの国旗(ユニオンジャック)にはイギリスを構成する国の意匠が含まれているものの、ウェールズ国旗の意匠は含まれていません。
政治体制はイギリスの連邦形成国として、イギリスの議会に議員を送り出しています。
一方で、1997年よりウェールズ議会が設けられ、ウェールズの内政を議会で決めています。

産業は、かつては石炭や金属といった工業が中心で、金属加工などの重工業が盛んでした。
近年はサービス業に転換しつつあります。
ウェールズは自然豊かな場所ではあるものの耕作に向く土地が少なく、農業より放牧など酪農が盛んにおこなわれています。

ウェールズの歴史

紀元前から古代

紀元前にケルト民族が流入し、ウェールズの土地に住むようになります。
1世紀頃にブリテン島にローマ帝国が侵入してくると、イングランドなどと同じくローマ帝国の支配下に入りました。
ローマ帝国が弱体化すると、今度はアングロ・サクソン民族がブリテン島に侵入を開始します。人々はこれに抵抗し、現在のウェールズの地を守りました。イギリスには「アーサー王伝説」が伝わっていますが、これはアングロ・サクソン人に対抗したブリテン人の象徴として語り継がれているのです。

中世

中世のブリテン諸島には様々な国が乱立し、外敵から度々征服されることがありました。1066年にノルマン人がイングランドを制服するノルマンコンクエストが起こりますが、ウェールズはノルマン人に抵抗し、独立を維持することに成功しています。
1258年にウェールズ公国が死去し内部の権力争いが激化すると、ウェールズは次第に弱体化していきます。1282年、イングランド国王のエドワード1世との戦いに敗れると、ウェールズはイングランド王国の支配下に置かれるようになり、イングランド王の息子が「プリンス・オブ・ウェールズ」としてウェールズを支配するようになりました。現在もイギリス王室の皇太子が「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号を名乗っているのは、このときに始まった伝統です。
ウェールズはイングランドと歩みをともにすることになりますが、ウェールズの民は自らがウェールズ人であることに誇りを持ちます。例えばウェールズのロングボウ(長弓)部隊は、イングランド軍の中でも重要な戦力となって存在感を示し続けました。

近世

近世に入ると、イングランドでは大きな政変が起こるようになります。1455年に発生した薔薇戦争では、国外から帰ってくる王室を押す勢力と議会派の勢力が激しく争いました。
1485年にはウェールズ大公の地を引くヘンリー七世がイングランドの王として即位しました。このことを歓迎したウェールズの人々は、イングランドを好意的にとらえるようになり、イングランドと完全に統合を果たします。ヘンリー8世の時代にはウェールズ人が家臣団の重要なポストを務めることとなり、イギリス国教会の創設などに大きな役割を果たしました。

近代

近代におけるウェールズは、ウェールズ人としての誇りを維持しつつ、イギリスの発展に尽くします。
産業革命時にはウェールズの炭鉱が世界最大の石炭採掘所となりました。第一次世界大戦・第二次世界大戦時はウェールズに住む人々も数多く出征し、イギリスのために戦い多くの犠牲が出ました。
1997年にはウェールズ国民議会を設置し、自治権を獲得しました。

日本とウェールズの関係

ウェールズは現在イギリスの一部となっているため、政治関係や経済関係はイギリスとの関係と同じです。
文化交流の面では、宮城県の村田町がウェールズにある都市・バックリーと姉妹都市関係にあります。また、京都府の与謝野町がアベリストウィスと姉妹関係を結んでいます。

ウェールズはラグビーやサッカーなどのスポーツが盛んです。世界的FWであるガレス・フランク・ベイル選手は、ウェールズのカーディフ出身です。

ウェールズ出身の俳優は、日本でも人気の映画作品に出演しています。
2002年に『シカゴ』でアカデミー助演女優賞を、2010年にミュージカル『A Little Night Music』でトニー賞ミュージカル主演女優賞を受賞したキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、『羊たちの沈黙』や『ハンニバル』に出演しているアンソニー・ホプキンスもウェールズ出身の俳優です。

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