幕末のヒーロー、坂本龍馬

こんにちは家庭教師みつけ～るの鳥飼です。
日本の歴史登場人物を学ぼうシリーズ。今回は坂本龍馬について学んでいきたいと思います。

日本史上の人物で、最も人気があるといっても過言ではない坂本龍馬。
江戸時代から明治時代の変わり目に、とても大きな業績を残したすごい人物です。

坂本龍馬ってどんな人？

坂本龍馬年表

西暦	出来事
1836年	土佐藩郷士・坂本家の次男として生まれる。
1853年	剣術修行のため江戸の北辰一刀流・千葉定吉道場に入門する。 佐久間象山塾に入学し、砲術を学ぶ。 6月に浦賀沖への黒船来航、品川海岸の警備にあたる。
1858年	北辰一刀流のなぎなたの免許皆伝「北辰一刀流長刀兵法目録」を受ける。
1861年	武市半平太の「土佐勤王党」に入党する。
1862年	土佐藩から脱藩する。 江戸へ上り勝海舟に弟子となる。
1863年	勝海舟の仲立ちにより、土佐藩15代藩主・山内容堂から脱藩の罪を許される。 「神戸海軍操練所」の塾頭に就任する。
1864年	土佐藩より帰国を命じられるが従わず、再度脱藩する。 勝海舟との関係で各地を奔走し、西郷隆盛などの名士と出会う。
1865年	薩摩藩庇護のもと長崎に「亀山社中」を結成する。
1866年	薩摩藩と長州藩の仲立ちをし、薩長同盟が結ばれる。 寺田屋で幕府の役人に襲撃されるが難を逃れる。
1867年	亀山社中は土佐藩庇護の「土佐海援隊」となり、隊長に就任する。 大政奉還を含めた新しい国家の体制を「船中八策」として示す。 坂本龍馬と中岡慎太郎の立会いで、薩摩藩と土佐藩の間で「薩土盟約」が締結。 「新政府綱領八策」を起草する。 京都近江屋で刺客の襲撃に遭い暗殺される。

薩長同盟（1866年）

当時、薩摩藩と長州藩はとても仲が悪い状態でした。
1864年に京都で行われた禁門の変では、戦争を行っているほどです。
その2つの藩を結びつけ、明治維新への最大の勢力としたのがこの薩長同盟です。
これは、龍馬最大の偉業といわれています。

龍馬が考えたのは2つの藩のあいだで物を「取り引き」させることでした。
長州藩に薩摩藩の武器を、薩摩藩に長州藩の米を。必要なものを取り引きさせ、敵対する2つの藩を近づけたのです。

大政奉還（1867年）

1867年11月の大政奉還のきっかけをつくったのも坂本龍馬といわれています。
大政奉還とは、将軍職を朝廷に返すことです。
龍馬が土佐藩の偉い人である後藤象二郎に提案し、土佐藩から徳川慶喜に提案されました。

薩摩藩や長州藩が江戸幕府にあまり良い印象を抱いていなかったのに対して、土佐藩は江戸幕府に恩があったので、龍馬の提案は受け入れられました。

大政奉還が行われたことで、薩摩藩や長州藩を中心とした討幕派は大儀を失い、結果として内戦の勃発を防ぐことができました。

近江屋事件（1867年）

坂本龍馬は、1867年12月10日に、京都の定宿としていた醤油商「近江屋」において、何者かに襲撃を受け、殺害されました。

その日龍馬は、中岡慎太郎とともに京都の近江屋の母屋2階で歓談中でした。
午後9時過ぎに、近江屋を訪れてきた何者かが龍馬に面会を要求し、取り次ぎに出た藤吉に龍馬の在室を確認した後、藤吉を斬殺したあと、龍馬のいる2階に向かいました。
暗殺者たちは座敷にいきなり乱入し、龍馬と中岡に切りかかり、龍馬は額を斬られ、ほぼ即死。
中岡は数十か所に傷を受け、事件直後に駆け付けた土佐藩同志に襲撃の状況を語ると、2日後に絶命しました。

京都見廻組の犯行が有力視されていますが、いまだに真相ははっきりしていません。

いかがでしたでしょうか？坂本龍馬について理解が深まりましたでしょうか？？
少しでも「面白いな」とか「分かりやすい」と思ってくれたら嬉しいです！

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