2022 FIFAワールドカップ出場国について調べよう~オランダ編~
こんにちは、家庭教師みつけ~るの服部(ふくべ)です。今年はワールドカップイヤーですね。SAMURAI BLUEの活躍が楽しみです!
ところでワールドカップには様々な国が出てきますね。良い機会なので、全部で32国の歴史などを学んでいきたいと思います。
今回は、グループAのオランダについて紹介していきたいと思います。
公用語 | オランダ語 |
首都 | アムステルダム |
面積 | 41,864km2 |
人口 | 1740万7585人 |
通貨 | ユーロ (€)(EUR) |
宗教 | キリスト教(カトリック20.1%、プロテスタント14.8%)、イスラム教(5.0%) |
政治体制 | 立憲君主制 |
オランダは正式名称を「ネーデルランド王国」と言い、西ヨーロッパにあるオランダとカリブにあるアルバ、キュラソー、シント・マールテンの4つの地域によって構成されています。ヨーロッパにある本土を指すときは、「ヨーロッパ・オランダ」と呼ばれることが多いです。
気候は海洋性気候に属し、比較的温暖な傾向にあります。日本と同じように四季があり、春には代名詞であるチューリップをはじめ、多くの花が見ごろを迎えます。チューリップの名所であるキューケンホフ公園は「ヨーロッパの庭」と呼ばれ、世界中から年間80万人以上の観光客が訪れます。
オランダは国土を干拓事業によって広げたことが有名で、現在の国土の約2割は13世紀以降につくられました。干拓を行う際に水を排水する動力として用いられたのが風車であり、今日のオランダを代表する景観を作り出しています。
政治体制は立憲君主制であり、国家元首は国王です。国王の地位は憲法によって制定されています。議会は第一院(上院)と第二院(下院)の二院制で、第二院に法案・条約の先議権があります。
首都アムステルダムは経済・金融の街として発展しています。国際司法裁判所が置かれている都市として有名なハーグには行政組織と国際機関が置かれています。
外交面ではEC(EUの前身)原加盟国として、ヨーロッパ統合に力を入れています。NATOにも加盟しており、アメリカとの関係を重視した政策を行っています。
オランダの主な産業は専門サービス業、卸売・小売業、製造業です。
オランダの歴史
古代から中世
紀元前58年にガリア戦争が起こると、ネーデルランド地方はローマ帝国軍に侵略され、帝国の一部となります。このときに文字やローマ文化がもたらされました。
フランク王国が台頭してくると、ネーデルランド地方も王国に取り込まれていきます。
10世紀に入ると神聖ローマ帝国の支配下におかれ、ユトレヒトの街が重要な貿易拠点として栄えます。この頃から干拓が始まり、国土の拡大によって農耕地が増え、人口も増加していきました。
スペインによる支配と独立
16世紀に入るとネーデルランドはスペインの支配を受けました。1568年にネーデルラントの貴族・オランイエ公ウィレム1世が反乱を起こしたことをきっかけに、80年に渡る独立戦争が勃発します。1648年に締結されたウェストファリア条約によってネーデルランド連邦共和国の独立が正式に承認されました。
海外進出
ネーデルランドは独立戦争を行う一方で、積極的な海外進出を行います。1602年にはオランダ東インド会社を設立すると、南インドや東南アジア、台湾に進出を行います。1621年にはオランダ西インド会社を設立し、西インド諸島、アフリカ西岸などに進出し、奴隷貿易も行うようになります。
ネーデルランドの積極的な進出は植民地支配を拡大するイギリスとの利害の衝突を生み、英蘭戦争へと発展しました。
近代
1789年にフランス革命が勃発すると革命軍はネーデルランドにも侵攻し、フランスの傀儡政権が誕生します。1810年にフランスに併合されるものの、1815年にネーデルラント連合王国として独立を果たしました。
第二次世界大戦が勃発しドイツの侵攻を受けると1940年に降伏し、ドイツの支配下に置かれます。ドイツ降伏の後ネーデルランドの全領土が解放され、亡命していた女王が復帰し主権が回復しました。
日本とオランダの関係
オランダと日本の交流は400年前に始まり、徳川幕府が鎖国政策を行ったときも、ヨーロッパ諸国の中で唯一オランダのみ貿易が交わされました。太平洋戦争時は戦争状態に陥ったものの、サンフランシスコ講和条約をきっかけに国交が回復、以来良好な関係を保っています。
2000年に行われた日蘭交流400周年記念では、両国で様々な記念事業が催されました。
政治関係
要人の往来が活発であり、2014年、2015年、2019年には安倍晋三総理とルッテ首相の間で日蘭首脳会談が行われています。2015年の会談で両国は、「持続的な平和と繁栄のための戦略的パートナーシップ」であるという共同声明を発表しました。
2014年10月にはウィレム・アレキサンダー国王王妃両陛下が国賓として来日しています。
2016年10月にはスポーツ分野に関する協力覚書が証明されました。
2018年9月には小野寺防衛大臣とバイレフェルト国防相との間で日蘭防衛相会談が開催されました。
2019年5月にはスハウテン農相と吉川農林水産大臣との間で日蘭農相会談が行われています。
オランダと日本の間には様々な分野で友好関係が築かれており、重要なパートナー関係にあると言えるでしょう。
経済関係
貿易は日本の貿易黒字となっています。
日本からオランダへは一般機械(事務用機器など)、電気機器(電気計測機器など)、輸送用機器(自動車の部品など)が輸出されています。
オランダから日本へは一般機械(半導体製造装置など)、化学製品(医薬品など)、電気機器(電気計測機器など)が輸出されています。
両国間の投資金額は日本からオランダが13兆9,374億円、オランダから日本へは2兆1,644億円にのぼります。
2010年に税関相互支援協定、2011年に租税条約が結ばれました。
日本企業の進出は639社、日本からオランダを訪れる観光客は年間124,000人にのぼっています。
オランダと日本の経済的な結びつきは、今後一層強まることが期待されています。
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