高校生のための国語勉強法(現代文)
こんにちは。
国語って、数学みたいに明確な答えがある訳ではないし、歴史や地理みたいに覚えれば点数が取れるわけでもないので、どう勉強すればいいかわからないって人、結構多いと思います。
ここでは、高校生現役時代に模試で毎回国語偏差値65以上を取っており、現在塾講師としても教えている僕が、国語、特に現代文で点数を取るための勉強方を教えようと思います。
ここに書く勉強法はあくまで一例ですので、人によって合う合わないはあるかもしれませんが、塾や予備校などでも教えられている勉強法と重なるところが多いので、一度試してはいかがでしょうか?
現代文の勉強法
現代文という科目は、高校の勉強の中で一番どうすればいいのかわからない科目だと思います。それこそ先ほど言ったように明確な答えがあるわけではないし、「日本人なのだから現代文は勉強しなくても大丈夫だろう」と考える人も正直少なくありません。
ですが現代文ほど勉強すると得する科目はありません。
というのも、現代文は勉強して力をつけてしまえばそれ以降成績が安定する科目です。
よく現代文の成績が安定しない人がいます。
あるテストでは高い成績をマークできるのに違うテストでは成績がぐんと下がってしまう人、多いのではないでしょうか。
結局現代文という科目の成績が、読み易い文章かそうでないかによって左右されてしまっているからです。
本当に現代文の力がある人はどんな文章でもある一定の成績をとることができます。
例をあげてみましょう。
例えば難しい文章は嫌いそれでも小説を読んでいて楽しいから好き、という生徒がいたとします。そのような生徒は説明文や論説文では点数が低く小説の単元では高い点数を取る傾向が強いです。
言ってみれば当然かもしれませんが、現代文の勉強をすると説明文や論説文と小説で点数に差が出ることはありません。
現代文の問題を解いている時にまずは文章をちゃんと読もう、その後問題を読んでからしっかり考えて答えを出そうと考えている人、結構いると思います。
しかしこれは間違いです。
現代文の問題を解いている時にあたって、一番考えているとき、言い換えれば一番頭を使っている時はいつでしょうか。
問題を解いている時?違います。
それは、本文を読んでいる時です。
特に何も考えず本文をさらっと読み、問題文を読んで、「あーこれはそこらへんに答えがあったな、、」と再び本文に戻る。
現代文の成績が安定している人たちはこのようなプロセスをあまり取りません。
安定して点数を取れる現代文の解き方
それでは安定して点数を取ることができる人たちはどのように現代文を読んでいるのでしょうか。
それは本文を読んでいる時に、ある程度自分でその本文の内容を言語化しながら読んでいるのです。
こう聞くと難しいかもしれませんが実際にやってみるとそこまで難しくはありません。
というより、そこまで大きくことを言語化する必要はないのです。
例えば、本文が合計で十段落まであったとしましょう。そこで特に何も考えず十段落すべてを読んでしまうのは少々危険です。
十段落も本文があれば必ずどこかで内容上の切れ目、区切りがあるはずです。
意味段落とも言われますが、「あここで話題が変わったな」という点がどこかであるはずです。その時にここまでの段落を自分は理解できているのか?と一度考えることを挟むだけです。
これは正直慣れるまでは難しいかもしれません。しかし現代文の本文というのは、ずいぶん長く文章を書いていても結局言いたいことは一つだけということがよくあります。
極論を言ってしまえばその言いたいことが分かっていればその本文を理解したことと同義です。そして例えば前半でその言いたいことがわかってしまえば、後半の文章を読む時も頭に入るスピードが段違いです。
この力を鍛えるには、普段から文章を要約する癖をつけることが重要です。
例えば本、例えば新聞、なんだったら漫画でも構いません。
ふと気づいた時、この話を思い出した時、その時までに読んだ本や新聞、漫画を、一旦自分で要約してみるのです。
ようやくと言っても難しく捉え必要はありません。
漫画だったら、「aとbは仲間だったけれど、bがaを裏切って、aの敵になってしまった。」と、あらすじを要約することから始めてもいいかもしれませんし、新聞だったら、「今日起きたこの事件は〜が原因とされていて警察はこういう対応をとっている」と要約してみるだけでも、続けていると力が変わってきます。
そんなことで本当に現代文の力が伸びるのか、と疑ってしまうかもしれません。
しかし現代文の本文という長文の要約は、まずは短い文、短い出来事の要約ができなければなかなか試験時間内に太刀打ちできるものではありません。
特にこの記事を読んでいる人、何らかの形で現代文が伸び悩んでいる人だと思います。
この練習法なら特に新しく勉強時間をとる必要はありません。
普段ニュースを見ている時や新聞を読んでいる時、休憩中に漫画を読んでいる時などふと思い出したときにやればいいのです。
それで能力が伸びるとなれば儲けものでしょう。
家族で「このニュースは要約するとこうだよね」「この点も大事なんじゃないかな」などと話してみるのもいいかもしれません。
自分はこの要約癖を始めてから、現代文の本文の読みやすさがだいぶ変わりました。
現代文で何をやればいいかわからない人、成績が伸び悩んでいる人は、ぜひ試してみてください。
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