小学生の学習習慣
小学生のうちから勉強させたいけど、家庭学習の方法が分からない方は多いと思います。
早い段階で勉強する習慣をつけることは、とっても大切なことです。
勉強の大切さと、勉強内容、勉強方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
学習習慣を身に着ける方法
小学校低学年で大切なことは、「勉強の習慣をつけること」「勉強の土台を作ること」「国語力を伸ばすこと」です。早い段階で身に着けることによって、勉強に対する意識が変わります。
家庭学習を始めるにあたって、まずは、お子さんに家庭学習をする理由をしっかり伝えましょう。「できることが増える」「勉強が楽しくなる」など、プラスになる具体的な例をあげて伝えると伝わりやすいです。
習慣化するためのポイント
①低学年のうちに身に着けておく
→学習習慣はできるだけ早いうちに身に着けましょう。勉強に苦手意識を持ってしまってからでは、習慣化することはさらに難しくなります。
②学習スケジュールを立てる
→学習スケジュールを立てることによって、習慣化しやすくなります。無理のない範囲でスケジュールを立てましょう。
③達成感でやる気アップ
→目標を立てることで達成感を感じられ、やる気アップに繋がります。やる気を維持できると、進んで勉強できるようになります。
④毎日続ける=ルーティン化
習慣化するには、毎日行うことが大切です。なれるまでは、短時間で構いません家庭学習を「あたりまえ」にしましょう。
➄学習環境
家庭学習で集中できるかどうかは「学習環境」によって変わります。
勉強の時間は、おもちゃやテレビなどの娯楽から遠ざけるようにしましょう。
⑥自分に合った方法・ペースで勉強する
勉強は自分に合った方法やペースで行うのが一番です。小学生ですと、短時間勉強をオススメします。
⑦”勉強しなさい”はNGワード
勉強して欲しい気持ちは分かりますが、「勉強しなさい」などのせかした声かけは「やる気をなくす言葉」なので逆効果です。叱ったりせかすのはやめましょう。
⑧しっかり褒める
勉強している過程も褒めましょう。問題が解けた時だけに褒めるのではなく、勉強していることも褒めてあげましょう。
学習習慣が身についてないと…
勉強習慣が身についていないと、しっかりと復習ができず、授業についていけなくなってしまいます。
小学校低学年の時は、勉強をしなくてもついていけたかもしれません。しかし、小学校中学年や高学年になると、勉強内容が難しくなるのでついていけなくなってしまいます。
中学受験を考えている場合は、失敗してしまう可能性が高いです。
中学受験で合格を勝ち取るためには、勉強習慣を身につけたくさん勉強することが重要です。
家庭学習の内容
家庭学習の主な内容は、次の3点です。
- 宿題
- 教科書の予習復習
- 読み書きや音読
学年によって重視すべきポイントが異なりますので、次の学年別学習内容を読んで、参考にしてください。
学年別学習内容
小学校1・2年生
小学校低学年では、「家庭学習の習慣づけ」が一番の目標です。
まずは、短時間でも毎日机に向かう習慣をつけましょう。
勉強の基本となる動作を習慣づけることで、次のステップにつながります。
次に、「国語力」を身につけましょう。教科書をノートに写したり音読したりすると、読み書きの練習になり、読書習慣ができることによって、国語力が身に付きます。
家庭学習と読書の習慣づけには親御さんのサポートが重要になってきます。一緒に勉強したり、音読をするようにしましょう。
小学校3・4年生
小学校中学年では、勉強に興味を持たせましょう。
授業の難易度が難しくなるので、復習・予習が必要になります。授業で分からなかったことは、その日のうちに復習し、理解するようにしましょう。
学校の授業で分からなかったことや、興味のあることを調べたりして、自発的に理解を深めていくと勉強に興味を持ってくれるようになります。
小学校5・6年生
小学校高学年では、自主的に考え・学ぶ力をつけましょう。
高学年になると授業の難易度がさらに上がり、授業だけでは記憶への定着が不十分になってしまいがちなので、学力の差が出てきます。
そのため、高学年では復習を中心とした家庭学習を行うことが重要です。わからないところは自分で調べて復習する習慣をつけていきましょう。
中学受験をする場合は、学校の勉強とは別に受験対策もしなければいけません。
受験までの時間を有意義に使うには、学習計画を立てる必要があります。
学習方法
家庭学習が大切なのは分かったけど、宿題以外にどんな勉強をさせたらいいのか分からない方は、教科別の勉強方法をご紹介します。
小学生は集中力があまり続かないので、勉強時間も考えてあげるとお子さんの負担を減らせます。小学生の平均勉強時間をぜひ参考にしてみてください。
勉強時間
小学生の勉強時間は、「ベネッセ 教育情報サイト」によると次の結果が出ました。
学年 | 平均 | 学年 | 平均 |
---|---|---|---|
1年生 | 56分 | 4年生 | 71分 |
2年生 | 56分 | 5年生 | 76分 |
3年生 | 66分 | 6年生 | 76分 |
※数値は子どもの1日あたりの平均学習時間(塾を除いた、学校の宿題+家庭学習)
宿題を含めて、大体1時間程勉強していることが分かります。
最初からたくさん勉強する必要はありません。
お子さんに合ったペースで、無理のない範囲で勉強をしましょう。
教科別勉強方法
次に、教科別の勉強方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
国語
国語の勉強は、漢字の書き取りや言葉の意味調べ、教科書の音読などを行うことです。
特に、漢字と言葉の意味調べは積極的に行うとよいでしょう。
詩集や本などを読もう!
音読をすることで、文章読解力や速読力が高まる効果があります。
詩集は、短時間で音読できて負担になりにくいので、音読が苦手なお子さんは詩集から始めてみるのも良いでしょう。本の場合は、好きなジャンルに限らず、色んなジャンルの本を読んでみると良いでしょう。また、本を読み終わったあとは、要約力を身につけるために感想を書いてみるのもおすすめです。
算数
算数の勉強は、計算問題を繰り返し解き、公式を理解して覚えることです。
ただ公式を覚えるのではなく、問題を意味を理解して解くようにしましょう。
お菓子やおもちゃなどの身の周りのものを使うと、お子さんも楽しんで学習できます。
計算ドリルや問題集を使おう!
教科書や計算ドリルを使って、問題をたくさん解きましょう。
算数は繰り返し解いて、理解することが重要です。
余裕のある場合は、応用問題に挑戦してみるのもおすすめです。
理科/社会
理科と社会の勉強は、どちらも覚える語句が多いため、教科書を何度も読んで覚える必要があります。学校の問題集を繰り返し解いて覚えましょう。
理科の計算が必要な問題は、算数と同じように繰り返し説いて、公式を覚えましょう。
教科書を中心に勉強しよう!
特に小学生の場合は、テスト問題は教科書からしか出題されませんので、教科書で勉強することをオススメします。
社会の歴史人物などは、漫画になっていることが多いので、漫画で興味をもたせるのも良いでしょう。
英語
英語の勉強は、学校の教科書の音読と、日常で英語に触れ合うことです。
小学生は、読み書きよりも「聞くこと」「話すこと」が重要です。
子供向けのアニメや映画をみよう!
ディズニーなど、英語の映画やアニメをみることで、英語に興味をもって楽しんでもらえます。他の勉強にも当てはまりますが、まずは興味をもってもらう事が重要です。
たくさん見て、耳を慣らしていきましょう。
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